「キャプテン翼」連載終了 作者・高橋陽一氏「漫画家は引退」明言「〆切から解放された気分」

2024年04月03日 12:21

芸能

「キャプテン翼」連載終了 作者・高橋陽一氏「漫画家は引退」明言「〆切から解放された気分」
「キャプテン翼マガジンvol19」表紙(C)集英社 Photo By 提供写真
 世界的人気のサッカー漫画「キャプテン翼」作者・高橋陽一氏(63)が3日、自身のX(旧ツイッター)を更新。4月に連載を終了したことについて、思いをつづった。
 1981年から「週刊少年ジャンプ」などで連載を発表してきた同作。最終回は現行シリーズを連載中で今月4日発売予定の「キャプテン翼マガジンvol・20」に掲載される。

 高橋氏は「いつも『キャプテン翼』を応援していただき、ありがとうございます。すでに各メディアで報じていただいているとおり、明日4/4発売の『キャプテン翼マガジン』掲載回にて、『キャプテン翼』の漫画連載を終えることになりました」と、改めて報告。

 「連載最終話を描き終えた今は、すべてを描き終えてホッとしているのと、この先やっと“〆切”というものがない生活を送れるという解放された気分でいる状態にあります」と、現在の思いを告白した。

 また「これで漫画家は引退しますが、絵を描くこと、ストーリーを考えることはまだ好きなことなので、それらはこれからも続けていくつもりです。もしかしたらセミリタイア的な感じになってしまうかもしれませんが、創作活動は続けていくつもりです」と、今後の展望を明かし「今後の『キャプテン翼』は、「ネーム」という形で新たに立ち上げられた『キャプテン翼WORLD』というサイトに1話1話をアップしていく予定です」とした。

 「キャプテン翼WORLD」について「ペン入れはなく、トーンも貼られていない状態ですが、そのぶん執筆ペースが速まり、みなさんにこの先の物語をお届けできるペースも速くなる予定です」と説明。「雑誌発売に合わせた“〆切”や“決められたページ数”や“決められた原稿サイズ”がないぶん、これからはより自由な表現方法で皆さんにエンターテインメントをお届けできるのではないかとも思っています」と新たな配信形態への期待を膨らませた。

 続けて「思えば僕の漫画の原点は、小学生高学年の時に見よう見まねで真っ白いノートに鉛筆描きでオリジナルの漫画を描き始めたことでした。できあがったものは弟や近所や学校の友達にも見せて回っていました。それが僕の漫画家としての出発点でした」と回顧。「その時と同じことを今、僕は始めようとしています。鉛筆描きでの漫画連載です。失敗したらそれはそれでしょうがない、まずはとりあえずトライしてみよう!!それが今の僕の偽らざる心境です」と意気込み、「『キャプテン翼』の物語はまだ終わりません!それは事実です。これまでと同じように、これからも『キャプテン翼』をよろしくお願いします」と呼びかけた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年04月03日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム