「ふてほど」最終回“令和ネタ”も炸裂!市郎も恋しい?「ラヴィット」「二刀流」半年で順応 ネット驚き

2024年04月03日 11:15

芸能

「ふてほど」最終回“令和ネタ”も炸裂!市郎も恋しい?「ラヴィット」「二刀流」半年で順応 ネット驚き
金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」最終回(第10話)。昭和に帰った小川市郎(阿部サダヲ)は令和の向坂サカエ(吉田羊)と通話し…(C)TBS Photo By 提供写真
 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務め、1月クール最大の話題作となったTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は3月29日、15分拡大で最終回(第10話)を迎え、完結した。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けたヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の宮藤氏&阿部&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えた。

 毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」、そして最終回は「寛容」と社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。コンプライアンス社会に一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、インターネット上で大反響を巻き起こした。

 最終回は「アップデートしなきゃダメですか?」。タイムマシンの運行も残り1往復。小川市郎(阿部サダヲ)は犬島渚(仲里依紗)を連れ、ついに昭和に戻った。しかし、令和に馴染んだ市郎の内面は変化し、アップデート。昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持ちつつ、自分たちの未来に思いを巡らし…という展開。

 懐かしの昭和ネタが話題を集めた今作だが、最終回は“最新の令和ネタ”も随所に盛り込まれた。

 冒頭、コンビニエンスストア。市郎は「(タバコ)53番~」「(袋)要らない、箸要らない、スプーン要らない、PayPayで」。半年いる令和に完全に順応している。

 昭和に帰ると、新聞配達中の向坂キヨシ(坂元愛登)に「そろそろ、スタバのマンゴーフラペチーノ飲みたくねえか?」「じゃあ、3時55分に(タイムマシンが)出るから、友達にバイバイしてこい」と声を掛けた。

 野球部員には「いいか、地獄の小川は今日で引退だ。オレは今日から、仏の小川だ。プロになるヤツはな、怒られる前にやるんだよ自分で。よーく覚えておけ。将来、日本からバンバン大リーガーが出て、世界中から注目される。ピッチャーでホームラン王。二刀流」とドジャース・大谷翔平投手が連想された。その後、井上(昌和)くん(中田理智)は「大リーガーとタイムマシンの二刀流で行きます」と宣言した。

 EBSテレビのカウンセラー後任を託した向坂サカエ(吉田羊)とは、愚痴をこぼし合った。

 「生きづらいわぁ昭和。令和戻りたいわぁ。『ラヴィット!』見ながら、スシローのサラダ軍艦食べたいわぁ」

 SNS上には「半年でPayPayを使いこなすとか、小川先生、順応性高すぎ」「第1話でタバコの注文すらままならなかった小川さんが、最終回でPayPayまで使いこなせるまでに成長していて涙を禁じ得ない」「ラヴィット見ながらスシローのサラダ軍艦がパワーワードすぎた」「二刀流にもほどがあるw」「大リーグとタイムマシンの二刀流。めちゃくちゃ夢がある台詞。素敵」などの声。視聴者の驚きや笑いを誘った。オンエア後は“ふてほどロス”が広がっている。

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