鈴木健二さん死去、黒柳徹子が追悼 83年紅白司会で対決「まじめな番組の鈴木さんが、踊りながら…」

2024年04月03日 18:52

芸能

鈴木健二さん死去、黒柳徹子が追悼 83年紅白司会で対決「まじめな番組の鈴木さんが、踊りながら…」
1983年、「第34回NHK紅白歌合戦」司会者発表で、本番へ闘志を見せる白組司会・鈴木健二アナウンサー(右)と 紅組司会・黒柳徹子 Photo By スポニチ
 「クイズ面白ゼミナール」の司会、ベストセラー「気くばりのすすめ」などで人気を博した元NHKアナウンサーの鈴木健二(すずき・けんじ)さんが3月29日、老衰のため死去した。95歳。東京都出身。1983年のNHK紅白歌合戦でともに司会を務めた女優の黒柳徹子(90)は「まじめな番組の鈴木健二さんが、はちまきに扇子で、負けたくない!と、踊りながら出ていらしたときは、どうしても笑ってしまいました」と当時を振り返って追悼した。
 鈴木さんは83~85年に3年連続で紅白歌合戦の司会を担当した。84年には、同年に引退宣言をしていた都はるみさんがトリで歌った後、会場からアンコールが巻き起こる中、「私に1分間時間をください」と呼び掛けた。その後、涙にくれてしゃがみ込んでいる都さんに「エネルギーが少しでも残っていたら歌ってください」と声をかけ、感動のアンコールシーンを演出した。「私に1分間時間をください」は当時の流行語にもなった。

 黒柳のコメント全文は以下の通り。

 鈴木さんとは、紅白歌合戦の司会で赤白にわかれて、大合戦をやりました。もちろん私は赤です。鈴木さんは、絶対に負けたくない、と白いふちのメガネ、白と黒のメガネ、あらゆる色に白が入ったメガネで、応戦です。途中で、白い羽織に着替えたり、白いお扇子でパタパタやったり。なによりも、圧倒的なのは、お顔の大きさです。袴から何から、真っ白で、あのご立派なお顔ですから、それだけで負けそうです。たしか、頭には白いはちまき。結局、どっちが勝ったか忘れましたが、歴史や勉強で、まじめな番組の鈴木健二さんが、はちまきに扇子で、負けたくない!と、踊りながら出ていらしたときは、どうしても笑ってしまいました。考えてみると、外から見るより、純真な方だったのですね。負けず嫌いな。

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