秋元康氏 曲を聞いた瞬間に「絶対売れる!」とヒットを確信した楽曲「イントロでピンときた」
2024年04月09日 15:28
芸能
秋元氏はプロデュースを手掛ける乃木坂46の楽曲について「乃木坂にAKBの『恋チュン』(恋するフォーチュンクッキー)とか、『ヘビーローテーション』とか、『365日の紙飛行機』みたいな、そういうヒット曲を作ってあげたい」という思いがあると告白。指原は自身がセンターを務めた「恋するフォーチュンクッキー」について「今となっては名曲で、当時、私は嫌がってたってのは有名な話じゃないですか。結局、売れた瞬間、この曲最高!ってなったっていうのはありましたけど、今の乃木坂で恋するフォーチュンクッキーを出したら(受け入れたかどうか)どっちだったんでしょうね?」「いい曲。乃木坂のファンの人たちって、あれを受け入れられるのかな?」と素朴な疑問を投げかけた。
「たぶん指原に向いている曲だよね」と秋元氏。「受け入れるとは思うけど、やっぱりあれは…曲とかアイドルってストーリーなんだよね。だから、前田敦子、大島優子、渡辺麻友とか、数々の人間を倒して、指原が1位になって、そこで人生そう悪くないよ、占ってたよ、っていうソロパートがあることによって指原曲になってる」と話した。
そんな中、指原は「てち(平手友梨奈)とかの『サイレントマジョリティー』もセンセーショナル、“え、この子なに?”とかもそうだし」と、欅坂46のデビューシングル「サイレントマジョリティー」で衝撃を受けたことを告白。秋元氏は「『サイレントマジョリティー』もCMソングだったので、社長と打ち合わせしている時は“明るい曲で、パーッと華やかに見えるような”って(話をしていた)。そのころのKーPOPみたいなものを望んでたと思うけど、それで探してたの。そしたらデモテープの中に『サイレントマジョリティー』があって“あ、これだ。これしかない”と思って。社長に“できたんですけど、まったく違うものなんですけど、僕を信じてこれにしてください”と。ストライプインターナショナルもそんなに知名度なくて、“欅坂が有名になるか、ストライプインターナショナルが有名になるか、競争しましょう!”みたいな感じで強引にしてもらった」と逸話を語った。
「曲を聞いた時にこれはもう…イントロでピンときた」と秋元氏。「『サイレントマジョリティー』のイントロとか、『ポニーテールとシュシュ』(のイントロ)、あれを聞いた時に絶対売れる!って思ったわけ」と明かした。さらに「逆に、イントロが決まらなくて。『ヘビーローテーション』なんかは何度イントロを直してもピンとこなくて、これ、じゃあ、カウント入れよう!と。“ワン・トゥ・スリー”ってあれを入れたんだよね。凄いよね」と話した。
指原から「最近だと何がが一番ピンときた?」との質問に、秋元氏は「最近は…もうわからなくなってくる、何がピンときてるのか。だってさ、僕らは全力でやってるから出すたびにいい曲だと思っている」と主張。指原も「どんだけクソ曲だと言われようと、全部本気で選んでるんですよ」と話すと、秋元氏も「でしょ?これはイマイチだったとかないんだけど、一般的な大ヒットを生むものになかなか出会えないね」と本音をもらした。