入山杏奈 女優道突き進む AKB卒業後初ドラマ 10・5スタート「潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官」
2024年09月26日 05:00
芸能
以前から女優業には強い思いがあった。初出演映画「青鬼」(14年)と初舞台「歌姫」(16年)で役になりきる楽しさに魅せられたという。AKBの一員として活躍していた18年には、メキシコのドラマに出演するために留学。異国の地で演技の実力を磨いた。「言葉もまだ分からないのに台本が前日に来るんですよ。頭がパンクして逃げ出したことも一度ありました。でもおかげでせりふ覚えが早くなりました」。女優業の魅力を「普段、爆発することがない感情を大きく表現できる。役にのめり込めるのが楽しい」と表現した。
今作の役柄を「アイドルとは対極」と位置づけ「パブリックイメージとちょっと違う部分を見せられたら」と意気込む。グループ卒業後1年間は主にメキシコを拠点にしてきたため、日本での活動は少なかった。「ここからどんどん日本での仕事をできたら」。今作を機に女優・入山杏奈としての道をさらに突き進んでいく。(山内 健司)
≪野呂佳代から刺激≫同じ事務所の先輩には、現在女優として引っ張りだこの野呂佳代(40)がいる。12年のSDN48卒業後、当初はバラエティーを中心に活躍していたが、最近はバイプレーヤーとして存在感を発揮。NHK大河ドラマ「光る君へ」やTBS「西園寺さんは家事をしない」など注目作に立て続けに出演し話題になっている。入山は「野呂さんにしかできない役をいつもやられていて、キャラを確立できることは簡単ではない」とし「自分には絶対できない。刺激になっています」と話した。
◇入山 杏奈(いりやま・あんな)1995年(平7)12月3日生まれ、千葉県出身の28歳。10年にAKB48の10期生オーディションに合格し12年5月に初めて選抜メンバー入り。22年に卒業。特技はスペイン語でDELEスペイン語検定B1の資格を持つ。趣味はアニメ観賞、フルート、料理。1メートル60、血液型B。