紀平梨花は7位「申し訳ない演技になってしまった」4回転サルコー回避もトリプルアクセル転倒

2021年03月27日 06:35

フィギュアスケート

紀平梨花は7位「申し訳ない演技になってしまった」4回転サルコー回避もトリプルアクセル転倒
<世界フィギュア第3日>女子フリー、演技をする紀平梨花(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート世界選手権第3日 ( 2021年3月26日    スウェーデン・ストックホルム )】 女子フリーが行われ、SP2位の紀平梨花(トヨタ自動車)は9位の126・62点、合計205・70点で7位まで順位を落とした。4回転サルコーを予定していた冒頭は2回転半を跳び、続く3回転半(トリプルアクセル)は転倒。終盤に組み込んだ3回転ルッツでも着氷が乱れるなどミスが相次いだ。
 6位の坂本と合わせて合計13位となり、日本勢は22年北京五輪で14年ソチ以来2大会ぶりの最大3枠を獲得。それでもお気に入りの曲で頂点を狙っていた紀平は「申し訳ない演技になってしまった」と神妙な表情だった。国際舞台で初成功を目指していた4回転サルコーも公式練習で組み込まず、本番前に回避を決断。「公式練習の後に考えて、調子が良かったら入れるつもりだった。間に合わないと思った」と語った。

 多士済々のロシア勢が表彰台を独占。1年後に迫る北京五輪に向けては「今より難しい構成で練習して、本番で下げても自己ベストを更新できるように。これから4回転を2本入れるくらいの練習をしていきたい。受け止めないと行けない。この成績を見て変えていかないといけないことがある。練習を積んで、4回転を毎日たくさん跳べるようにしたい」とし「“足りないよ”と言われていると思って、何もかも追い込まないといけない」と出直しを期した。

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