高安 初Vが遠のく4敗目 八角理事長が敗因を分析「勝負どころで動けなかった」

2021年03月27日 20:46

相撲

高安 初Vが遠のく4敗目 八角理事長が敗因を分析「勝負どころで動けなかった」
<春場所14日目>翔猿(左)に首捻りで敗れる高安(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所14日目 ( 2021年3月27日    東京・両国国技館 )】 小結・高安の初優勝が厳しい状況になった。照ノ富士と3敗で並んで迎えた翔猿戦。動き回る相手を正面に置いて慎重に取ったが、土俵際で逆転の首ひねりを食らい4敗目を喫した。
 立ち合いから本来の当たりではなかった。それでも左四つに食い止め自分十分の形をつくる。しかし、勝ちたい気持ちが強すぎて、慎重になったのか足が前に出ない。相手の蹴返しを受け、慌てて出たものの、上体ばかりが前に出て体勢を崩し先に膝をついた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「うーん。安全に安全にと思ってたんだろうけど、体が動かなかったよね。勝負どころで動けなかった。何ぼでも勝負どころはあったわけだから。(翔猿の)蹴返しでグラッとしてようやく前に出て行った。最初に自分から力を出していれば蹴返しもくわなかった。後の祭りだけど。それだけ優勝はプレッシャーがかかるということ」と分析した。

 小兵の翔猿の動きを食い止め、四つに組んだところが勝機だったが、それを生かせなかった。ただ、まだ逆転優勝の望みは残っている。八角理事長は「明日もう一番あるわけだから。頑張ればチャンスはある。頑張ってほしいよね。力を出し切ることを考えた方がいい」と気持ちの切り替えを求めた。

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