“サヨナラPG”のサントリーSOバレット「最後も落ちついて蹴られた」

2021年03月27日 17:12

ラグビー

“サヨナラPG”のサントリーSOバレット「最後も落ちついて蹴られた」
ボーデン・バレット Photo By スポニチ
 【ラグビートップリーグ第5節   サントリー(勝ち点25) 39―36 トヨタ自動車(勝ち点20) ( 2021年3月27日    パロマ瑞穂ラ )】 レッドカンファレンスの全勝対決はサントリーがトヨタ自動車に“サヨナラ勝ち”を収め、開幕5連勝を飾った。36―36で迎えた後半41分のラストプレーで、SOボーデン・バレットが左中間から約42メートルの決勝PGを決めた。
 さすが千両役者だ。試合中、コロコロと変わる風向きにキックミスもみられたバレットだったが、80分を過ぎてのPGの場面では、ポストに当てながらも“サヨナラPG”をしっかり決めた。スーパーラグビー時代も同じようなシチュエーションで決めたことがあると振り返り、「落ち着いて自分のプロセスを信じて蹴られるように、普段から練習している。最後のキックも落ち着いて蹴られた」。試合中、テレビジョンマッチオフィシャル(TMO=ビデオ判定)が長引いたときはスタンドへ手を振るなどファンサービスも忘れず、「お客さんもたくさん来ていたし、TMOが長い時はスイッチオンとオフの時間をつくるようにしている。リラックスしていた」とメンタルの切り替えを強調した。

 チームは今季初めて苦戦しながらも開幕5連勝。CTB中村亮土主将は「今まで大勝が続いていたが、こういうタフな試合を経験できた。残り2試合とトーナメントへ向けてもいい緊張感で試合ができて、いい反省もできるので、チームとしてもよかった」と話した。

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