身長2メートルの大器・北青鵬「親方の断髪式までに幕内に上がりたい」九州場所2桁勝利で新入幕目指す

2022年10月21日 15:55

相撲

身長2メートルの大器・北青鵬「親方の断髪式までに幕内に上がりたい」九州場所2桁勝利で新入幕目指す
大谷(右)と三番稽古を行った北青鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の十両・北青鵬(20=宮城野部屋)が21日、東京都墨田区の同部屋で九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)へ向けての稽古を行った。
 この日は十両・炎鵬(28)が出稽古に行っていたため不在。北青鵬は、秋場所で序ノ口優勝した日大出身の大谷(22)を相手に連続で16番取った。立ち合い受けて攻めさせてから得意の右四つに持ち込む展開や、外四つでもどんどん前に出る相撲を繰り返し練習した。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)からは速い相撲を取るように指導されている。一気に前に出て押し出した時には「そうそう、もっと低く」とアドバイスされていた。

 鳥取城北高を卒業して入門してから2年半。右膝のケガで途中休場した昨年九州場所以外はここまで全ての場所で勝ち越しを続けてきている。秋場所は十両9枚目で9勝を挙げ「ある程度やることをやれば勝てる」と手応えを得た。身長2メートル、体重172キロの巨体で、肩越しの上手を取って強引に攻めていく“規格外”の取り口。「上手でも下手でもどれか一本取れれば自分の体勢にできる」と四つ相撲に自信をつけていた。

 十両で2場所勝ち越したことで「徐々に近づいている」と次は新入幕を見据える。「できるだけ早く、親方の断髪式までに幕内に上がりたい」。来年1月28日に開催される師匠の引退相撲を幕内の番付で迎えるためには、九州場所で大勝ちすることが最低条件となる。「一番一番大事に取って、2桁勝って新入幕を決められたらなと思います」。自身が相撲を始めるきっかけになった師匠へ、一つの恩返しを果たすためにも、九州場所へ懸ける思いは強い。

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