英莉花「凄くいい流れに乗ることができた」師匠ジャンボの活に発奮!8バーディーで首位発進

2022年10月21日 04:20

ゴルフ

英莉花「凄くいい流れに乗ることができた」師匠ジャンボの活に発奮!8バーディーで首位発進
<マスターズGCレディース第1日>9番、バーディーパットを放ち「入れ」と叫ぶ原英莉花(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第1日 ( 2022年10月20日    兵庫 マスターズGC=6585ヤード、パー72 )】 賞金総額2億円を誇る秋のビッグトーナメントが開幕し、8バーディー、1ボギーで65をマークした原英莉花(23=NIPPON EXPRESSホールディングス)が河本結(24=RICOH)と並んで首位発進した。昨年11月の大王製紙エリエール・レディース以来、今季初となるツアー通算5勝目を目指す。2週連続の同一大会連覇が懸かる古江彩佳(22=富士通)は70で回り、27位での滑り出しとなった。
 唯一のガッツポーズは、後半3番で下りのスライスの難しいバーディーパットを沈めた時だけ。それも思わず「出ちゃいました」というもの。ピンク色のニットに身を包んだ原だが、心の中には「青い炎」がともっていた。闘志を燃やしながらも、「自分の中の熱の量を一定に」冷静にプレーするという意味。英莉花がクールに、今季2度目の首位発進だ。

 「パッティングを決め切れたので、凄くいい流れに乗ることができて良かった。それがスコアにつながった」

 開幕前日に直感が働いた。「フィーリングが良かった」と、ピン型のエースパターから昨年数度使ったことのあるオデッセイのマレット型に変えることを決断。急きょ現地で用意してもらい投入した。グリップも太いものにして出球が安定し、「久しぶりに迷いなく打てた」。28パットとグリーン上の好調ぶりが、パー72の自己ベストに並ぶ65を生んだ。

 悔しさを力に変えている。前週までのメルセデス・ランキングで決まる、TOTOジャパンクラシックの出場権を逃した。「めちゃめちゃ悔しかった」。2週前には師匠の尾崎将司から、「いつになったら5アンダーを2日連続で出すんだ?今年中に見せてくれよ」とハッパをかけられた。今季は未勝利。目下のターゲットは、今季の優勝者など40人しか出場できないツアー選手権リコー杯への切符だ。「優勝してリコーに行きたい」。歴代覇者としてのプライドもある。

 直近2年に挙げた3勝は全て10月以降。その得意の季節に、好スタートを切った。「良い流れを切らないように」と原。約1年ぶりの勝利をつかむ瞬間まで、熱い思いは胸の内に秘めて戦う。

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