クライミングW杯複合 男子の楢崎智亜が優勝「タフなラウンドを勝ち切れたことは自信」

2022年10月21日 21:38

スポーツクライミング

クライミングW杯複合 男子の楢崎智亜が優勝「タフなラウンドを勝ち切れたことは自信」
リードの男子準決勝で壁を登る楢崎智亜=岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場 Photo By 共同
 スポーツクライミングのワールドカップ(W杯)複合盛岡大会は21日、盛岡市の岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場で男子準決勝、決勝が行われ、昨夏の東京五輪代表の楢崎智亜(TEAM au)が156・4点で優勝を飾った。

 複合はボルダリング、リードの2種目で争われ、両種目の合計得点で順位が決まる。昨年の東京五輪でスピードを加えた3種目で行われたが、24年パリ五輪に向けて変更された。この方式でW杯複合の開催は初めて。日本勢は5人が決勝に進出し、緒方良行(B-PUMP)が2位、藤井快(29=TEAM au)が3位と表彰台を独占した。

 準決勝を1位通過した楢崎は、決勝でボルダリングの4課題中3課題をクリアするなど前半を2位で終えると、後半のリードでも強さを発揮し、前半7位から2位まで順位を上げた緒方にトータルで18点の大差をつけた。「タフなラウンドを勝ち切れたことは自信になった。どの課題もキツかったです。ボルダリング2位だったが、リードでも最後まで力を振り絞らないと勝てないと思っていた」と振り返った。

 東京五輪では4位と惜しくもメダルを逃したが、パリのへ試金石となる大会を制し、2年後へ視界が開けた。楢崎は「まずは来年の世界選手権で3冠できるように頑張る」と、早くも視線を来年8月の世界選手権(スイス)に目を向けた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2022年10月21日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム