不正隠蔽のバド協会、午後3時から会見「どんな立場の人が出てきてどんな発言をするのか」選手も注視

2022年10月21日 12:13

バドミントン

不正隠蔽のバド協会、午後3時から会見「どんな立場の人が出てきてどんな発言をするのか」選手も注視
五輪マーク Photo By スポニチ
 元職員の私的流用を巡って幹部の対応に問題があった日本バドミントン協会が、21日午後3時から会見を行う。
 男子ダブルスで東京五輪に出場し、今はコーチ兼選手として活動する園田啓悟(トナミ運輸)は、会見前日の20日に自身のインスタグラムを更新。協会の会見について「特に若い世代は、観てほしい どんな立場の人が出てきてどんな発言をするのか 何か納得いかない返答だったりしたら疑問の気持ちを持とう まずは、そこから」などとつづった。

 日本協会は元職員による680万円の私的流用などを19年春には把握していたが、公表せず。日本オリンピック委員会(JOC)に促される形で、内部調査を経て今年3月に問題を公表した。その後、JOCに中立性に配慮した第三者委員会の設置と再調査を求められた。協会幹部が隠蔽(いんぺい)を主導したと認定した第三者委員会の報告書を9月にJOCやスポーツ庁に提出。協会はこの日まで第三者委員会の報告内容や、臨時理事会で決定した幹部への処分内容をこの日まで公表していない。

 17日にはスポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)など5者による円卓会議が行われ、日本協会に対して国の強化費を2023年度に20%削減することが決定。また、日本協会は競技団体の運営指針「ガバナンスコード」の審査対象となり、不適合と判断されれば強化費を申請できなくなる非常事態に陥っている。

 園田は協会幹部の名前が明記された組織図の写真も掲載し、「大人の事情で、強化費2割削減されたこと、そして、これからも減らされていく可能性が十分にあることを理解しよう しわ寄せは、若い世代にきます」「中継とかあるか分からないけど、インターネットの情報だったり今は、SNSがあるからそこで明日の返答に期待しましょう 俺は関係ないでは、済まなくなってるよ」と結んだ。

 また、女子の奥原希望は13日、自身のツイッターで、協会幹部が東京五輪前に公表しなかった理由として「選手たちを守らないといけないという思いだった」と発言していることについて、「今でもその思いはあるのかな。これ以上関係者を失望させないでほしいです。誠心誠意、みんなが納得する対応をお願いしたいです」とつづっていた。

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