ハンドボール新リーグ 申請済み全18チームが参入内定も8チームが条件付き

2022年10月21日 20:19

ハンドボール

ハンドボール新リーグ 申請済み全18チームが参入内定も8チームが条件付き
ハンドボール新リーグの参入チーム発表会見に出席した日本ハンドボールリーグの葦原一正代表理事(左)と審査委員長を務めた米田恵美氏 Photo By スポニチ
 日本ハンドボールリーグ(JHL)は21日、24年9月開幕予定の次世代型プロリーグ(新リーグ)の参入審査結果を発表し、男子は大同特殊鋼など9チーム、女子は北国銀行など9チームと、申請を済ませた全18チームが承認された。ただし財務要件など一部または複数の条件を満たせなかった計8チームは条件付き内定となり、来年3月までの達成を求め、未達の場合は内定を取り消す。
 東京都内で会見に臨んだ審査委員長を務めた米田恵美氏は、条件付き内定を認めた経緯について「財務要件をどこまで確保できるかは、(各チーム間で)濃淡があった。動き始めたタイミングでバッサリ行く(参入申請却下)のは適切ではないと考えた。可能性があると確信を持ち、理事会に提案した」と説明。来年3月の達成期限を設けたことについては、JHLの葦原一正代表理事が「アリーナ確保で、そこがギリギリのタイミング。システムのプラットフォーム開発にも1年以上かかる」と説明した。

 新リーグをめぐっては、男子強豪で多くの日本代表選手が所属するジークスター東京や湧永製薬など、現行JHL所属の5チームが参入申請を見送り、事実上の分裂危機にある。24年9月の開幕に向け、今後も難航が予想される中、葦原氏は「(現行リーグは)入場者数が年々減り、(各チームは年間)2億円くらいの負担がある。次のステージに行かないといけない。厳しい意見、批判もあったが、ファンや選手のために何がいいのかを考えて、ぶらさずにやってきた。チームやファンと一緒に、もう一度前に進んで行けたら」と語気を強めた。

 参入内定チーム
 ▽男子
※アースフレンズBM
※富山ドリームス
福井永平寺ブルーサンダー
大同特殊鋼
トヨタ車体
豊田合成
※TeToTeおおさか堺
トヨタ紡織九州
※琉球コラソン
 ▽女子
北国銀行
※飛騨高山
※HC名古屋
※三重バイオレットアイリス
※大阪ラヴィッツ
イズミ
香川銀行
オムロン
ソニーセミコンダクタ

※チームは条件付き内定

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