桜井心那 練習量増やしパット進化で下部ツアー圧倒 2オーバー発進

2022年10月21日 04:20

ゴルフ

桜井心那 練習量増やしパット進化で下部ツアー圧倒 2オーバー発進
9番でパットする桜井心那(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第1日 ( 2022年10月20日    兵庫 マスターズGC=6585ヤード、パー72 )】 【NEXTヒロイン(2)03年度生まれ・桜井心那】下部ツアーで破竹の記録ラッシュが続く。桜井心那(18=フリー)は前週のうどん県レディースで7打差をつける独走の2週連続Vで今季5勝目を飾った。勝利数「5」、獲得賞金「2430万4100円」、ボギーなしラウンド数「8回」はいずれも下部ツアー記録を更新中だ。
 圧倒的な戦績を重ね、8月のNEC軽井沢72以来となるレギュラーツアーに帰ってきた。「やることは一緒だと思うので得意のショットで攻めていければ」。過去3戦は北海道meijiカップで2位に入るも他2戦は予選落ちした。最も差を感じたのはセッティングの難度と練習の「量」だった。

 「純粋に練習量の差が激し過ぎました。自分はしなさ過ぎました」。桜井の意識は変わった。自信あるショットに加え、暗くなるまでパターを握り続けた。「ショートパットを自信を持って打てるようになりました。真っすぐ転がすことを意識しました」。効果は6月以後、5勝の成績に表れている。

 03年度生まれでは既に川崎春花、尾関彩美悠がツアー優勝を飾っている。「純粋に“スゴッ!”となりました」。既に下部ツアーの賞金ランク2位以内が確定し、来年のレギュラーツアー前半の出場権は得た。今大会は初日、2オーバーからの巻き返しを狙う。また一人、新星誕生の予感が漂っている。

 ◇桜井 心那(さくらい・ここな)2004年(平16)2月13日生まれ、長崎市出身の18歳。6歳でゴルフを始め、長崎日大高に進学し、21年11月のプロテストに合格。今季ステップアップツアー14戦5勝、パーオン率(75・53%)、パーセーブ率(87・83%)、平均バーディー数(3・6429)でランク1位。血液型O。1メートル66、62キロ。

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