霧島 右肋骨骨挫傷で休場…新大関初の初日不戦敗 東西大関不在に八角理事長「遺憾」

2023年07月10日 04:44

相撲

霧島 右肋骨骨挫傷で休場…新大関初の初日不戦敗 東西大関不在に八角理事長「遺憾」
霧島が休場となり錦木の不戦勝が告げられる(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所初日 ( 2023年7月9日    ドルフィンズアリーナ )】 新大関誕生で4場所ぶりに東西に大関が並んだというのに、初日から両力士不在となる異常事態だ。7日に貴景勝が休場を発表。この日は新大関の霧島=写真=が相撲協会に「右肋骨骨挫傷で約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し休場した。協会あいさつの土俵上は大関不在となり、八角理事長(元横綱・北勝海)も「大関の休場は遺憾ではあります」と陳謝した。
 師匠の陸奥親方(元大関・霧島)によると、霧島は7日夜から背中付近の痛みを訴え「2日前から動けず、まわしも締められない状態だった」という。大関は出場を熱望したが「変な相撲はお客さんに失礼」と、この日朝に師匠が休場を勧めた。昭和以降、新大関の初日からの休場は照国、前の山、曙、武双山に次いで5人目だが、不戦敗は初。大関不在だった81年秋場所を除けば、番付上の大関が初日から全員不在は初の珍事だ。

 このまま負け越せば秋場所はカド番となるが、師匠は「本人も出たいと言っている。炎症が治まって(稽古で)相撲が取れる状態になれば、状況を見て判断したい」と途中出場の可能性を示唆した。

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