輝鵬が新十両初白星「石浦関に“1勝した”と言えてよかった」支度部屋でグータッチ

2023年07月10日 16:23

相撲

輝鵬が新十両初白星「石浦関に“1勝した”と言えてよかった」支度部屋でグータッチ
紫雷(左)を送り倒しに破った輝鵬(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所2日目 ( 2023年7月10日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 新十両の川副改め輝鵬(24=宮城野部屋)が再十両の紫雷(31=木瀬部屋)を破って関取初白星を挙げ「とりあえず1番勝ってホッとした」と安どの表情を見せた。
 立ち合い右で張って組み止めようとする紫雷に対し、輝鵬は素速く右へ回り込んで上手を与えず。一瞬左を差されたが、すぐに右の浅い上手から出し投げで崩して後ろについて送り倒した。過去2度の対戦はいずれも相手十分の左四つに組み止められており「2場所とも守りの相撲だったので、先に先に、それプラス絶対に組まないことを意識した」と敗戦の経験を生かした。

 しこ名のように“輝く”金色の締め込みは、6月に現役引退を発表した間垣親方(元幕内・石浦)がかつて使用していたもの。取組後には支度部屋で間垣親方とグータッチを交わし「石浦関に“1勝した”と言いたかったので言えてよかった」と笑った。

 初日に敗れたのは、同じ新十両3人の中で輝鵬だけだった。「俺だけ負けてるじゃん!って悔しい気持ちはありました。全員を越したいですし、負けられないって気持ちもあります。良い刺激をもらえてます」。まずは十両初白星を挙げ「ここからどんどん上げていきたい」と気持ちを引き締めた。

 暑さの厳しい名古屋場所。5月の夏場所でも本場所の疲れからか体重は117キロから109キロまで落ち、その後も112キロまでしか戻らなかった。「15日間は7日間よりも全然ハードだと思う」としながらも「今度は場所中に(体重を)上げていこうかな」と笑った。体調管理も意識しながら、初めての15日間を務めていく。

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