田中山改め黒姫山が初白星「覚えててもらえてうれしい」41年ぶりに響き渡った祖父のしこ名に大きな拍手

2023年07月10日 14:05

相撲

田中山改め黒姫山が初白星「覚えててもらえてうれしい」41年ぶりに響き渡った祖父のしこ名に大きな拍手
<幕下 丹治・黒姫山>丹治(右)を突き落としで破った黒姫山(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所2日目 ( 2023年7月10日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 幕下・黒姫山(21=境川部屋)が丹治(17=荒汐部屋)を下して白星発進とした。押し合いから左でいなして突き落とし。「立ち合いから足が出なかった」と内容には反省していたが「最近は初日に全然勝てていなかったので」と、4場所ぶりとなる一番相撲の白星に安どの表情を見せた。
 今場所「田中山」から「黒姫山」に改名。「デゴイチ」の愛称で親しまれた昭和の名関脇である祖父から偉大なしこ名を受け継いだ。いつかはつけたいと入門前から憧れていた名前。それでもプレッシャーには感じず、師匠の境川親方(元小結・両国)からは「自分の色を出していけ」とアドバイスを受けた。

 黒姫山のしこ名が番付に載るのは1982年初場所以来41年ぶりのこと。この日は場内アナウンスで「東方、黒姫山」と響き渡ると大きな拍手が起きた。

 「昔の力士だけど覚えててもらえてうれしい」。改めてその存在の大きさを感じて土俵に上がった。場所前には墓前に報告にも行ったという21歳の2代目・黒姫山。大きな名前を背負って祖父の地位を目指していく。

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