バスケW杯 右足首捻挫の渡辺がドイツ戦出場へ「ここまで来たら楽しんだもん勝ち」

2023年08月23日 21:16

バスケット

バスケW杯 右足首捻挫の渡辺がドイツ戦出場へ「ここまで来たら楽しんだもん勝ち」
渡辺雄太 Photo By スポニチ
 あす25日に開幕するバスケットボール男子W杯(日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催)に臨む日本代表(FIFAランク36位)が23日、1次リーグ初戦のドイツ(同11位)戦に向けて本番会場の沖縄アリーナで午前と夜の2部練習を行った。
 報道陣に公開されたのは午前、夜ともに終盤の5分のみ。15日のアンゴラ戦で右足首を捻挫した渡辺雄太(28=サンズ)が取材に応じ「100%になるとは思っていないが、プレーできるぐらいには回復している。僕のパフォーマンスが悪くてプレータイムが減ることはあるかもしれないが、足首どうこうでプレータイムが減ることはない」とドイツ戦に出場することを宣言した。

 21日から全体練習に部分合流し、この日からの完全合流したと説明。夜練習の最後の5分ではダッシュを繰り返したが、患部の状態を気にする様子はなかった。何とか本番に間に合わせたが、NBA規定で開幕4週間前まで代表活動に参加できず、チーム合流は7月下旬。約4カ月ぶりの公式戦となったアンゴラ戦で負傷したため、試合勘、連携面の不安は大きい。

 日本(世界ランク36位)はW杯1次リーグで25日にドイツ、27日にフィンランド(同24位)、29日にオーストラリア(同3位)と対戦する。アジア最上位になれば来夏のパリ五輪出場権を得られる重要な戦い。下位に沈めば、来年7月2~7日の五輪世界最終予選出場権を逃し、五輪出場が消滅する可能性もある。

 渡辺はパリ五輪出場を逃せば代表引退する覚悟を示しているが「ケガしたのは自分の責任。やってしまったことは仕方ないので、いい休養がとれたぐらいのポジティブな気持ちでいた」と強調。「いろいろなプレッシャーもあるが、ここまで来たら楽しんだもん勝ち」と本番を見据えた。

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