八角理事長 久々の綱を締め「緊張感と責任感があった」現役時代を懐古 9月2日に還暦土俵入り

2023年08月23日 15:49

相撲

八角理事長 久々の綱を締め「緊張感と責任感があった」現役時代を懐古 9月2日に還暦土俵入り
還暦土俵入りを練習する八角理事長(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)の「綱打ち」が23日、東京都墨田区の八角部屋で行われた。9月2日の還暦土俵入りで締める赤い綱を、部屋の力士らが力を合わせて作った。
 約10メートルの綱が完成すると、本番と同じく太刀持ちに君ケ浜親方(元関脇・隠岐の海)、露払いに幕内・北勝富士(31)を従えて土俵入りを練習した。久々に綱を締め「弟子に締めてもらうのは感慨深いものがある。うれしかったね」としみじみ。横綱として土俵に上がっていた30年以上前を思い出し「現役の頃は締める時に緊張感と責任感があった。大変だったな」と懐かしんだ。

 現役時に151キロあった体重は、現在114キロ。「散歩とか続けているから体には自信ある。健康じゃないと(還暦土俵入りは)できないからね」。60歳になった今でも張りのある立派な肉体は健在だった。「もっと足が上がるかと思ったけど、化粧まわしをつけて四股を踏むのはなかなかうまくいかなかった」と苦笑い。それでも「所作は体に染みついている」と現役時と変わらない動きを見せ、国技館の本土俵で行う本番へ期待を持たせた。

 還暦土俵入りが行われるのは、21年10月の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)以来12人目となる。

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