炎鵬「また土俵に戻れるように」首のケガで長期離脱も前向き 入院生活やリハビリの近況明かす

2023年08月23日 15:38

相撲

炎鵬「また土俵に戻れるように」首のケガで長期離脱も前向き 入院生活やリハビリの近況明かす
健康診断で両国国技館を訪れた炎鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の元幕内・炎鵬(28=宮城野部屋)が23日、東京・両国国技館で行われた健康診断を受診し、首のケガで休場が続いている近況を明かした。
 炎鵬は「頚部椎間板ヘルニア」で夏場所を途中休場。幕下に転落した名古屋場所も全休し、秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)では幕下40枚目台まで番付を落とすことが予想される。この日は、休場する前の夏場所9日目以来、久しぶりに報道陣の前に元気な姿を現した。

 休場した夏場所の途中から約2週間入院し、以降は「ずっとリハビリを続けている」という。ケガの原因については「ずっとやってきた蓄積が一番ですね」と説明した。1メートル67、100キロの小兵ながら、平均体重160キロ超の関取たちと戦い続けてきた体へのダメージはかなり大きかった。入院当初は自力で立つこともできず寝たきり状態だったという。現在は「日に日に良くなっている」と快方に向かってはいるが、まわしを締めての稽古は再開しておらず「首なので、慎重に順を追ってやっています」と無理せずじっくり治していく方針だ。

 完全復帰までは長期離脱を余儀なくされる。約1年休場が続けば、三段目下位もしくは序二段まで番付を落とすことも考えられる。それでも「まずはしっかり治して、また土俵に戻れるように頑張ります」と心は折れていなかった。近年では、照ノ富士や宇良のように幕内経験者が序二段まで落ちてから再び幕内へ戻って活躍する例もある。土俵を沸かせてきた人気力士の復活は誰もが待ち望んでいること。「もうちょっと待っていてください」。笑顔でそう話す炎鵬の視線は、しっかりと前を向いていた。

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