【世界陸上】三浦龍司 悔しさ残る6位入賞「詰めの甘いところが出た」 3000m障害

2023年08月23日 04:53

陸上

【世界陸上】三浦龍司 悔しさ残る6位入賞「詰めの甘いところが出た」 3000m障害
三浦龍司 Photo By スポニチ
 【陸上・世界選手権第4日 ( 2023年8月22日    ハンガリー・ブダペスト )】 男子3000メートル障害決勝が行なわれ、東京五輪7位の三浦龍司(21=順大)が、8分13秒70で五輪を上回る6位入賞を果たした。青木涼真(26=ホンダ)は14位だった。
 充実感と共に悔しさをにじませた。「抜かれてしまったのは、本当に詰めの甘いところが出てしまった。もうちょっと削れたんじゃないかと思います」。序盤は後方に位置して集団をじっくりと観察。徐々に上位に進出し、5位で最後の直線に入った。しかしゴール直前で抜かれて、順位を一つ落とした。「前方の方はかなり先の方に行っていたので、さすがというか、やっぱり違うと思った。ゴールを見ても、これだけ開いていると痛感せられました」と振り返った。

 三浦は世界選手権では初の決勝に挑んだ。「予選を突破することができて、やっとスタートライン」。昨年はまさかの予選敗退だけに、同じ舞台でのリベンジを期していた。

 今季は世界選手権に向かうまでの練習アプローチを変えた。6月にはダイヤモンドリーグ・パリ大会に出場し、自身の日本記録を更新して準優勝。世界で経験を積み「国内と違うストレスへの対応が早くなった」と語る。大会前にも約2週間、長野・湯ノ丸で高地合宿を行い、ブダペスト入り。現地でも過度に緊張はなく、自らがやるべきことに徹することができたのもこれまの経験が大きい。

 日本勢の決勝舞台は、03年の岩水嘉孝以来20年ぶり。21歳の若きランナーが、世界に挑み、結果を出した。「振り返ってステップアップすることで目標近づくので、マイペースでいきたい。直近ではパリ五輪が大きな目標。次の最大の目標点にして、頑張っていきたい」と力強く前方へ、そしてさらなる高みへと視線を向けた。

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