【ラグビーW杯】キック絶好調の松田力也 勇気ある開幕直前のルーティン変更 構えの愛称募集も

2023年09月30日 21:17

ラグビー

【ラグビーW杯】キック絶好調の松田力也 勇気ある開幕直前のルーティン変更 構えの愛称募集も
<日本代表練習>松島とストレッチをする松田(下)(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―アルゼンチン ( 2023年10月8日    ナント )】 日本代表は30日、ベースキャンプ地のトゥールーズで、1次リーグ最終戦となるアルゼンチン戦(ナント)に向けて練習を再開した。
 練習後には3試合連続で先発しているSO松田力也(埼玉)が会見に応じ、「フィジカルとセットプレーでプレッシャーを掛けてくるので、こちらがゲームをコントロールし、相手にプレッシャーを掛けるのが鍵になる。(得点の)チャンスはある。それを逃さないために、全員でスイッチオンすることが大事」と8日後の大一番を見据えた。

 日本はアルゼンチンに勝てば、ボーナスポイントなどに関わらず、無条件で2大会連続の決勝トーナメント進出が決まる。相手にとっても同様で、トライにこだわらずにキックで3点を重ねていく試合展開になることが予想され、ここまで16本中15本のキックに成功している松田の右足の重要性が増す。

 大会直前のイタリア戦までは絶不調だった松田だが、現在もフランスに滞在して体のメンテナンスなどのサポートを行う佐藤義人トレーナーの助言を元に修正。右肩が下がる傾向があったことから、初戦のチリ戦では抜刀のようなポーズをルーティンに加えることで、94%という高い成功率を取り戻した。

 大会直前のルーティン変更は勇気の必要な決断だが、「ポイントを意識するためにやった。いきなり(の変更)だったが、変化に不安はなかった」ときっぱり。その後はポーズを封印したものの、サモア戦の後半にコンバージョン1本を外すまで、パーフェクトを続けた。

 体の前に手を出す「小さく前にならえ」のようなポーズは、特にネーミングがない。FBレメキからは「Tレックス(ティラノサウルス)ポーズ」と呼ばれているそうで、「大学同期からは(恐竜に例えて)ガオールーティンと呼ばれた」と松田。「いいネーミングがあれば付けてほしい」と注文も、「“前にならえ”は嫌です」と笑いながら拒否した。

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