【ラグビーW杯】2年ぶり先発のレメキが4年前再現のPOM ボールキャリー両チーム最高

2023年09月30日 04:44

ラグビー

【ラグビーW杯】2年ぶり先発のレメキが4年前再現のPOM ボールキャリー両チーム最高
<日本・サモア>前半、パイアアウアと競り合うレメキ(左)(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本28―22サモア ( 2023年9月28日    トゥールーズ )】 代表戦で約2年ぶりに先発したレメキは前回19年大会のサモア戦を再現する活躍でプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM=優秀選手賞)に輝いた。「4年前もサモア戦でもらって、今回ももらえた。うれしい」と胸を張った。前半13分、敵陣10メートルラインでパスを受け、力強い突進で約20メートル独走。タックルされてもすぐに起き上がり、さらに約20メートルを突破しゴール前へ。先制トライにつながる好機を演出した。ボールキャリーで両チーム最高の135メートルを記録した。
 6月の千葉・浦安合宿に招集される際、チームからの連絡で「(代表メンバー)33人(の構想)には入ってない」と伝えられていた。それでも「チャンスがあるなら」と決意し、バックアップメンバーで参加。W杯前の実戦全6試合に一度も出場できなくても「チームが勝つために」と黒子に徹した。SH以外のバックス全ポジションをこなす“便利屋”も受け入れ大逆転でW杯切符を手にした。

 場内インタビューの最後には、愛妻へ「恵梨佳、アイラブユー!」と絶叫。大一番となるアルゼンチン戦も「(相手の)アタックは全然怖くない」と持ち前の強気を貫く。

 ◇レメキ・ロマノラヴァ 1989年1月20日生まれ、ニュージーランド出身の34歳。4歳で競技を始め、09年にキヤノン入り。ホンダなどを経て21年から東葛所属。14年に日本国籍を取得し、7人制日本代表では16年リオ五輪4強に貢献。同年11月のアルゼンチン戦で代表初キャップを獲得し、通算19。19年W杯代表。SH以外のバックスをこなす。1メートル78、96キロ。

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