【ラグビーW杯】王国NZが今大会最多タイ96得点で圧勝 準々決勝で世界1位アイルランドと激突へ

2023年09月30日 08:06

ラグビー

【ラグビーW杯】王国NZが今大会最多タイ96得点で圧勝 準々決勝で世界1位アイルランドと激突へ
トライを決め喜ぶニュージーランドフィフティーン(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグA組   ニュージーランド96―17イタリア ( 2023年9月29日    リヨン )】 世界ランキング4位のニュージーランドが同11位のイタリアから計14トライを奪うトライショーで、96―17と圧倒。2勝1敗、総勝ち点10としてA組2位に浮上した。96得点はフランス(対ナミビア)に並ぶ今大会最多タイ。記録的な大勝で、10大会連続10度目の決勝トーナメント進出に大きく前進した。
 欧州6カ国対抗に参加するイタリアの野望を粉々に打ち砕いた。オールブラックスは前半だけで計7トライ。大会後にリーグワン・トヨタに加入するSHスミスは34分までにハットトリックを達成。ジョーダン、テレアの両ウイングもトライの競演を見せれば、神戸入りが決まっているゲーム主将のNo・8サベアも前半22分のラインアウトからのダイレクトアタックでトライ。49―3と大きくリードし、早々と勝負を決めた。

 後半も途中出場のSOマッケンジーが1トライ4ゴールを決めるなど、80分間、攻撃の手を緩めることなく圧勝。両国は19年大会でも同組だったが、台風19号の影響で対戦が開催中止となり、イタリアは戦わずして1次リーグ敗退が決まった経緯がある。5年越しの因縁の対決が実現した形だが、相手の野望を完膚なきまでに叩きのめしたオールブラックス。サベアは「非常に誇らしい。プランをしっかり遂行できた」と胸を張った。

 開幕戦で開催国フランスに敗れ、1次リーグでは史上初の黒星を喫したニュージーランドだが、決勝トーナメント進出へ大きく前進。1敗しているため2位での通過が濃厚で、準々決勝ではB組1位と対戦する。現在、そのB組の首位は、世界ランキング1位ながらW杯では一度も8強の壁を越えたことがないアイルランド。王国か世界1位か、早くも10月14日に実現するであろう対戦に世界の熱視線が注がれている。

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