体操女子平均台 18歳岡村真が日本勢初優勝 杭州アジア大会第7日

2023年09月30日 04:30

スポーツ

体操女子平均台 18歳岡村真が日本勢初優勝 杭州アジア大会第7日
女子種目別平均台で優勝し、金メダルを掲げる岡村真=杭州(共同) Photo By 共同
 杭州アジア大会第7日は29日、体操種目別の女子平均台で18歳の岡村真(相好ク)が13・966点で勝ち、この種目の日本勢初優勝を果たした。競泳男子200メートルバタフライは東京五輪銀メダリストの本多灯(イトマン東京)が1分53秒15で制し、今大会2つ目の金メダル。フェンシングの男子エペ団体は、東京五輪優勝メンバーを擁する日本が2連覇。自転車の女子オムニアムは東京五輪銀メダルの梶原悠未(TEAM Yumi)が2大会連続優勝。ゴルフ女子の第2ラウンドで首位から出た馬場咲希(東京・代々木高)が72と伸ばせず、首位と5打差の7位タイに後退した。
 <体操女子種目別>18歳の岡村が日本選手として大会初となる平均台での金メダルの快挙。団体総合と個人総合の銀を上回る3個目のメダルを手にし「ふらつきなく、力を出し切れたのがうれしかった。凄い収穫のあった試合」と笑みがこぼれた。身長1メートル46で、柔軟性と表情の豊かさが特長だ。ただ、今大会で狙っていた個人総合の金には届かなかったため、「まだ伸びしろがある。代表選考を勝ち抜いて五輪に出場したい」と来年のパリ五輪へ決意を示した。

 <トライアスロン男子>ニナーが実力通りの金メダルを手にした。状態は万全ではなかったが「本当に今回は凄くいいレースができた。とてもうれしい」と顔をくしゃくしゃにして笑った。1カ月半前に新型コロナウイルスに感染。さらに23日に世界シリーズ最終戦を戦い、2日かけてスペインから中国に入ったという。この日はレース前に嘔吐(おうと)した。それでもスイムから先頭に立ち、バイクで早々に独り旅と別格の力を見せた。

 <卓球女子シングルス>平野は18年夏季ユース五輪以来の再戦という北朝鮮選手に苦杯をなめた。2―4で敗れ、16強止まり。「凄く粘り強い選手だった」と悔しがった。パリ五輪シングルス代表2枠を争う選考の対象種目。選考ランキング2位の平野が獲得した選考ポイントは「10」にとどまり、同3位の伊藤との差は思うように広がらなかった。ただ「リードしているということをポジティブに受け止め(残る主要な対象大会の)選考会と全日本選手権に懸けるしかない」と切り替えた。
 

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