アメフト関学大 課題山積の開幕3連勝 大村監督「典型的な弱いチーム」

2023年09月30日 17:56

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アメフト関学大 課題山積の開幕3連勝 大村監督「典型的な弱いチーム」
<関学大・神戸大>第4Q、ボールをキャリーする関学大RB前島(左)(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関学大31ー10神戸大 ( 2023年9月30日    王子スタジアム )】 第3Qを終えて、スコアは10―10だった。前人未到の甲子園ボウル6連覇を目指す関学大に訪れた試練。勝負の第4Qは、地力の差がそのままスコアに表れた。3分19秒にQB鎌田陽大(4年)がWR小段天響(1年)にTDパスを通して勝ち越し。8分30秒にRB伊丹翔栄(3年)、11分25秒にRB前島仁(4年)がエンドゾーンを駆け抜け、食い下がる神戸大を突き放した。
 「オフェンスは燃費が悪すぎますね。勝負どころのショート(短い距離)が取れない。典型的な弱いチームですよね」

 大村和輝監督の指摘は辛辣だった。トータル獲得ヤードでは、関学大の433に対し、神戸大は176。試合巧者らしからぬ数字に、渋面は尽きない。「普段の練習から1プレーが軽すぎるんでしょうね。失敗したら、もっと細かいところを詰めていかないと…。4年生がうるさくやらないといけないのに、その辺が緩いんじゃないでしょうか」。怒りの矛先は、最上級生に向けられていた。

 「(龍谷大との)初戦で84点を取って、(チームが)調子に乗っていた部分はある。きょうの試合で危機感が持てたので、そういう部分での収穫はあった」

 前島はこう総括した。スロースタートの2023年シーズン。立命大、関大との直接対決までに、絶対王者は目を覚ますか。

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