【ラグビーW杯】構想外から優秀選手賞に上り詰めた 代表コーチがFBレメキを高評価

2023年09月30日 20:26

ラグビー

【ラグビーW杯】構想外から優秀選手賞に上り詰めた 代表コーチがFBレメキを高評価
<日本代表練習>じゃんけんで勝利して楽しそうなレメキと納得いかないサウマキ(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―アルゼンチン ( 2023年10月8日    ナント )】 日本代表は30日、ベースキャンプ地のトゥールーズで、1次リーグ最終戦となるアルゼンチン戦(ナント)に向けて練習を再開した。練習後にはリキ・フルーティ・アシスタントコーチが会見に臨み、28―22で勝利したサモア戦で活躍したFBレメキ・ロマノラヴァ(東葛)を高く評価した。
 この試合は当初先発予定だったSH流大が右ふくらはぎの負傷でメンバーを外れ、斎藤直人(東京SG)が先発に昇格し、メンバー外だった福田健太(トヨタ)がリザーブ入り。ノンキャップだった福田がW杯で初キャップを獲得するという珍しい代表デビューを果たした。

 わずか5分間の出場だった福田の評価やアプローチを問われた同コーチが開口一番に語ったのが、6月の合宿開始時はバックアップメンバーながら2大会連続のW杯代表に上り詰め、2戦目までのリザーブを経て、サモア戦ではついに先発の座をつかみ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチも獲得したレメキ。「マノ(レメキ)を例にとっても、同じ事が言える。彼も長いことノンメンバーで、今はアワードを取った。練習態度も素晴らしかった」と称えた。

 その上で大会前の6試合は一度も出番がなかったが、腐らずに練習に励み、不測の事態ながら初キャップを獲得した福田も評価。「健太も同じ。練習中も常にチームにプレッシャーを掛け、コーチにも(自分を起用せよと)プレッシャーを掛け、最終的にチャンスが来た。数分しかプレーしていないが、特別な時間になったと思う」と高く評価した。

 2大会連続の決勝トーナメント進出が懸かるアルゼンチン戦まで、あと8日。流の出場は厳しいとみられ、再び福田に出場機会が巡ってくる可能性が高い。同コーチは「彼の良さはラック周りから強気に攻めるところ」と話し、大一番に向けて「アルゼンチンは世界でもディフェンスのスタッツが高く、素晴らしいチーム。自分たちにフォーカスして、プランを遂行したい。試合が楽しみだ」と話した。

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