明大 早大戦史上最多58得点 両軍計14トライの激戦 神鳥監督「これぞ、早明戦」

2023年12月04日 04:43

ラグビー

明大 早大戦史上最多58得点 両軍計14トライの激戦 神鳥監督「これぞ、早明戦」
<明大・早大>早明戦に勝利した明大(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビー関東大学対抗戦Aグループ   明大58-38早大 ( 2023年12月3日    東京・国立競技場 )】 対抗戦の伝統の一戦は99度目を迎え、明大が早大を58―38で下し、通算成績を42勝2分け55敗とした。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)を獲得したフッカー松下潤一郎(4年)が先制を含む2トライを挙げるなど、チーム計58得点は早大戦史上最多。全日程が終了し、明大は勝ち点5を積み上げて同30の2位が確定。全国大学選手権では23日の準々決勝(秩父宮)から登場する。
 1923年の初対戦から100周年で、99度目を迎えた伝統の早明戦は両軍計14トライが飛び出す激戦だった。明大は最大38点リードから後半に一時8点差まで猛追されたが、終了間際の連続トライと粘りの防御で逃げ切り。両校のプライドが激突するトライ合戦を繰り広げ、神鳥裕之監督は「これぞ、早明戦。勝ちきれたことは選手の成長につながる」とうなずいた。

 早大戦チーム最多の58得点は前半5分、松下の先制トライから始まった。自ら投げ入れたラインアウトを起点にインゴールへ。チーム計9トライにつながり「いい緊張感の中で体が動いた」と胸を張った。

 創部100周年の今年、指揮官は「OBが積み上げてきた頑張りをつなげていく責任がある。人生において特別な体験をしているから楽しもう」と訓示。その言葉を体現するかのように、松下は「(早明戦)100周年、99回目を楽しんでいいプレーができた」と笑顔。次は5大会ぶり14度目の日本一で節目に花を添える。

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