日大会見 アメフト部学生へのヒアリング「不十分」を否定 林理事長「学生にうまく伝わっていないと…」

2023年12月04日 16:41

アメフト

日大会見 アメフト部学生へのヒアリング「不十分」を否定 林理事長「学生にうまく伝わっていないと…」
会見を行う林真理子・日本大学理事長 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 日大アメフト部を巡る違法薬物事件に関し、同大学の林真理子理事長らが4日午後4時から都内で記者会見を行った。同理事長がこの問題について会見を開くのは今年8月8日以来、118日ぶりとなった。高い注目度を示すように、100人を超える報道陣が会見場を埋めた。
 会見の冒頭、林理事長は「本学アメリカンフットボール部員が違法薬物を巡って逮捕、起訴されたこと、また、大学としての一連の対応の混乱によって本学学生、生徒、保護者、卒業生の方々をはじめ関係者の皆様型に大変なご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを、あらためて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 廃部方針が示されたアメフト部について、学生に対してのヒアリングが実施されていないのではという指摘に対し、「何もヒアリングがないということはないし、何度も重ねている。学生がどういうことを書いて、思っているかという感想文も受領している」と言及。

 「廃部というのは競技スポーツ運営委員会の方針なので、理事会を経なければ決定とはならない。その辺がうまく、少し学生に伝わっていないと思っている」と述べた。アメフト部の今後についての個人的考えを聞かれ、「まだ継続審議中なので、私の考えはご容赦いただきたい、申し訳ございません」とした。

 8月以降、違法薬物事件で3人の部員が逮捕され、さらに別の部員が書類送検された。同大学内の競技スポーツ運営委員会は11月28日に廃部の方針を決定。1日の理事会では廃部についての結論は出ず、継続審議になったと明らかにしていた。

 林理事長の謝罪の後、第三者委員会答申検討会議の久保利英明議長が、大学が11月30日に公表した「『学校法人の管理運営に関する適切な対応及び報告(指導)』に対する本法人の今後の対応及び方針」を元に説明を続けた。

 11月30日に公表した文書は43ページに及ぶ。

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