「プランクは長くやるほど効く」は間違い!長時間やるとこんなデメリットが…

2023年12月04日 09:00

「プランクは長くやるほど効く」は間違い!長時間やるとこんなデメリットが…
筋トレ初心者でも気軽に行えるトレーニング「プランク」は、全身を鍛えるのにうってつけ! 30秒行うだけでも体がプルプルしてきてつらいですが、やればやるほど筋肉に効くのでしょうか? 『体幹トレーニング「プランク」』という記事 […]

筋トレ初心者でも気軽に行えるトレーニング「プランク」は、全身を鍛えるのにうってつけ! 30秒行うだけでも体がプルプルしてきてつらいですが、やればやるほど筋肉に効くのでしょうか? 『体幹トレーニング「プランク」』という記事から、プランクを行う時間をピックアップしてご紹介します。

まず「プランク」ってどんな筋トレ?

うつ伏せになった状態で前腕と肘を地面につけた姿勢を、一定期間キープするエクササイズです。

プランクは、腹筋・背中・腕・肩など全身の筋肉に刺激を与えることができます。そのため、以下のような効果が期待できます。

  • 引き締まった腹部やボディラインを作る
  • インナーマッスルや背筋強化による姿勢改善
  • 腕や肩の筋肉も鍛えられ、上半身の筋力を向上させる
  • バランス感覚を養い、日常生活やスポーツパフォーマンスを高める

プランクはとても地味です……。もしエクササイズ(exercise)を字義通り「運動」と訳すなら、本来はそのカテゴリーに入れるべきものではないかもしれません。なにしろ、プランクはじっと同じ姿勢で動かないわけですから。

プランクは、長くやればやるほど効果的?

短時間でも腕やお腹がプルプルとするプランクですが、プランクをする時間は長ければ長いほど良いのかというと、必ずしもそうではありません

プランクを長時間行うと、以下のデメリットが出てきます。

プランクを長時間やるデメリット

フォームが崩れて効果が出にくくなる

長時間のプランクで陥りがちなのが、フォームの崩れです。

  • 腰が上がってしまう
  • 腰が下がってしまう

などのフォームの崩れが生じると、持続時間は伸ばせるかもしれませんが、体幹部分への刺激が少なくなってしまいます。

▲フォームの崩れ①「腰が上がってしまう」

▲フォームの崩れ②「腰が下がってしまう」

おすすめの時間とセット数

1セットあたり10~30秒×3~5回

1セットあたり約10~30秒、それを3~5回繰り返すのがおすすめです。

セット間に、プランクをキープした秒数と同じだけの休息を入れましょう。休息を入れるのは、体幹を鍛える前に息が上がってしまうことを防ぐためと、精神的に飽きがこないようにするためです。

▼ この記事も読まれています

筋トレ「プランク」で痩せる?痩せない?どこに効くのか[トレーナー回答]

毎日同じ筋トレはダメ?▼ この記事も読まれています

“毎日同じ筋トレ”ではダメ?筋肥大しない?メリットとデメリット[柔道整復師解説]

監修者プロフィール

スポーツコーチ、トレーナー
角谷剛(かくたに・ごう)

アメリカ・カリフォルニア在住。IT関連の会社員生活を25年送った後、趣味のスポーツがこうじてコーチ業に転身。米国公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、CrossFit Level 1 公認トレーナーの資格を持つほか、現在はカリフォルニア州アーバイン市TVT高校でクロスカントリー部監督を務める。また、カリフォルニア州コンコルディア大学にて、コーチング及びスポーツ経営学の修士を取得している。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
公式Facebook

※本記事はMELOSで公開された記事『体幹トレーニング「プランク」、何分やれば効果的?長時間はむしろデメリットに』を再編集したものです。

<Edit:編集部>

おすすめテーマ

2023年12月04日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム