日大会見で大注目 ド派手スーツ弁護士の正体 79歳、東大在学中に司法試験合格…破天荒スタイルのワケ

2023年12月04日 20:12

アメフト

日大会見で大注目 ド派手スーツ弁護士の正体 79歳、東大在学中に司法試験合格…破天荒スタイルのワケ
会見する久保利英明・第三者委員会答申検討会議議長 Photo By スポニチ
 日大が4日、アメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡り、都内で午後4時から会見を開き、出席した第三者委員会答申検討会議議長の久保利英明弁護士(79)のスーツがSNSで注目された。
 8月以降、違法薬物事件で3人の部員が逮捕され、さらに別の部員が書類送検された。同大学内の競技スポーツ運営委員会は11月28日に廃部の方針を決定。1日の理事会では廃部についての結論は出ず、継続審議になったと明らかにしていた。

 会見には林真理子理事長に加え、競技部の薬物事件に関する調査及び再発防止策検討委員会の益子俊志委員長、久保利氏。アメフト部の中村敏英監督の姿はなかった。

 ネットの注目を浴びたのは、久保利氏のスーツだった。黒地に白系のピンストライプが入ったジャケットに、カラフルなネクタイという、事件を巡る会見には不釣り合いな姿に「ナニワ金融道みたいなスーツの方」「何もこの場で着なくてもいいのに」「弁護士のスーツの癖がつよつよ過ぎて気が逸れるレベル」と、驚きの声や、TPOを指摘する声が上がっていた。

 久保利氏は1944年生まれの79歳。所属する日比谷パーク法律事務所の公式サイトなどによると、開成高から東大に進み、東大法学部在学中の4年時に司法試験合格。その後ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど23カ国を歴訪し、帰国後、1971年に弁護士登録した。

 20代では「スモン薬害訴訟」で原告代理人を務めたほか、総会屋に疑問を持ったことをきっかけに、株主総会における一括審議方式を編み出した。コーポレートガバナンス及びコンプライアンスやM&A、株主総会運営、独禁法等企業法務などを専門としている。

 「弁護士業の戦闘服」として、日焼け、ヒゲ、派手なスーツとネクタイというスタイルをポリシーとしており、自身の公式サイトでは「勇気+優しい心+柔らかい頭を、弁護士バッジの奥の揺るがない心に刻み続け、まだまだ闘いをやめない70代、2020年、弁護士生活50周年」と記している。

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