日大会見 関学大・鳥内前監督は学生不在ぶりに憤り「学生たちに興味あるなら呼んで話を聞いて」

2023年12月04日 16:44

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日大会見 関学大・鳥内前監督は学生不在ぶりに憤り「学生たちに興味あるなら呼んで話を聞いて」
会見を行う林真理子・日本大学理事長 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 関西学院大学のアメリカンフットボール部前監督の鳥内秀晃氏が4日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)にリモートで生出演し、日大がアメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡り開いた会見の印象を語った。
 日大と長年にわたりライバル関係を築いてきた関学大を長く率いた鳥内氏。今回の廃部方針には疑問を呈していた。

 会見の序盤を見た印象として、「文科省に提出された改革案も見ましたけど、あの中身しか触れていないし、(林真理子)理事長に対してはそれほど学生に興味ないのかなと」と、学生不在で進む会見に不快感を示した。さらに「学生たちに興味あるのであれば、呼んであげて話を聞いてあげればいいですよね。何もしてない。学生なんですよ。かわいい学生、そこをどう思ってはるのか?」と続けた。

 序盤では、逮捕者が出る前に林理事長が違法薬物を「見つかっていない」と話したことについて「うそをついた」などと非難の質問が飛び、「失言に近い表現を書かれていますので、(調査報告書には)うそ、虚偽という表現は使われていない」などと釈明に追われる場面もあった。こうしたやりとりについて、鳥内氏は「自分の言い訳ばかり。うそをついた、ついていない、それは言い方の問題…そういうことをまた言うてますから、どれだけ反省されているのかな」と憤りをあらわにした。

 林理事長は会見で、改革の途中であることを理由に辞任しない考えを示した。鳥内氏は「改革の途中だというのは分かります。改革すべきなのはどこだったのか?前の理事長が代わった時は、競技スポーツの部分で起こっていたから代わったはずなのに。その時に(林理事長が)遠慮せずやっていれば、(一連の事件が)起こっていなかった可能性がある」と指摘。「「学生の話が全然出てきてない。指揮命令系統、ガバナンスのなさで、子供たちが迷惑を被っているというのが印象です」と、組織の問題点を糾弾した。

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