【高校ラグビー】トンガ留学生ロケティを中心に目黒学院がパワーで圧倒し、2大会ぶり3回戦進出

2023年12月30日 10:40

ラグビー

【高校ラグビー】トンガ留学生ロケティを中心に目黒学院がパワーで圧倒し、2大会ぶり3回戦進出
<静岡聖光学院・目黒学院>前半、パワフルな突進を見せる目黒学院・ロケティ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会2回戦   目黒学院55―5静岡聖光 ( 2023年12月30日    花園ラグビー場 )】 優勝5回を誇る名門・目黒学院がトンガパワーを前面に押し出し、静岡聖光のディフェンスを切り裂き、2大会ぶりの3回戦進出を決めた。
 聖地・花園で圧倒的な突進力を見せつけた。トンガからの留学生で1年生、NO・8ロケティ・ブルースネオルが立ち上がりの連続トライでチームを勢いづけた。前半3分に敵陣22メートルライン付近のラックからロケティがサイドアタック。182センチ、110キロと迫力満点の体に加え、巧みなステップと強烈なハンドオフで相手タックルを吹き飛ばし、インゴールに飛び込んだ。前半9分にも敵陣22メートルライン付近のスクラムからのサイドアタックで中央にトライを決めた。

 前半に3トライを決め、早くも今大会5トライのロケティはトンガで3歳からラグビーを始め、中3の3月に来日した留学生。目黒学院で組織としての動きの中で、身体能力を最大限に発揮する術を学んでいる。武内圭介監督も「相手をはじき飛ばしてトライを狙うだけでなく、チームプレーをできるのが彼の良いところ。まだまだ成長できるし、伸びしろしかない」と怪物級の成長に目を細めた。

 前日29日に47歳の誕生日を迎えた武内監督に、選手たちが最高の形でプレゼントを贈った。花園で迎える年越し。ロケティの突進は新年も続くはずだ。

 ▼NO・8ロケティ・ブルースネオル ナイスゲームだったと思います。僕もどんどんいけました。練習はきついけど楽しいです。みんながハッピーなら僕もハッピー。

 ▼ロック中村つぐ希主将(ロケティについて)日本語がまだ上手くないので、コミュニケーションを取りながらチームになじめるように心がけています。周りの雰囲気を明るくするお調子者。赤ちゃんみたい。すぐ抱きついてきたり、ただただかわいいですね。

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