広瀬俊朗氏 ラグビー日本代表GM就任へ “エディーチルドレン”27年W杯へ師弟タッグ再び

2023年12月30日 04:00

ラグビー

広瀬俊朗氏 ラグビー日本代表GM就任へ “エディーチルドレン”27年W杯へ師弟タッグ再び
13年、ウェールズに勝利し、ジョーンズHC(左)と抱き合って喜ぶ広瀬氏 Photo By スポニチ
 ラグビー日本代表の新しいゼネラルマネジャー(GM)に、元日本代表の広瀬俊朗氏(42)が就任する見通しであることが29日、関係者への取材で分かった。同氏は来年1月1日付で9年ぶりに復帰するエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、63)の下で12、13年に主将を経験。27年W杯オーストラリア大会へ、かつての師弟が再びタッグを組む。
 第2次エディー政権に、歴史的3勝を挙げた15年W杯で共闘した教え子が加わることになった。関係者によるとジョーンズ氏は気心の知れた人物の入閣を希望。第1次政権で最初の2年に主将を任せ、リーダーシップや人間性でも高く評価する広瀬氏に白羽の矢を立てた。役職名は「GM」を軸に、今後詳細が詰められる見通しだ。

 大阪・北野高、慶大、東芝(現BL東京)で主将を歴任した広瀬氏は、選手としてはSOやWTBで活躍。15年W杯は一度も出番がなかったものの、練習相手や精神的支柱として、初戦で南アフリカを破るなど大躍進を遂げたチームを支えた。16年3月の引退後はコーチも経験したが、19年3月に東芝を退社し、起業家や解説者など幅広く活躍。同年にはTBSのドラマ「ノーサイドゲーム」で俳優デビューも果たした。

 国内事情に明るく、ラグビー界きっての知性派であり調整力にもたける同氏は、ジョーンズ氏をサポートし、選手、チーム、リーグ、各協会との仲介役としても期待される。他のスタッフの組閣も進んでいるとみられ、年明けにも正式発表される見通しだ。

 ◇広瀬 俊朗(ひろせ・としあき)1981年(昭56)10月17日生まれ、大阪府出身の42歳。5歳でラグビーを始め、大阪・北野高時代は高校日本代表に選出。慶大では4年に主将を務め、04年4月に東芝(現BL東京)入り。日本代表では07年4月の香港戦で初キャップを獲得し、通算28キャップ。16年3月に現役を引退。ポジションはSO/WTB。16年の選手会立ち上げや、19年W杯日本大会ではアンバサダーとして尽力した。

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