【高校ラグビー】前回準優勝の報徳学園が初戦突破、高校日本代表候補のSO菊川の状況判断光る

2023年12月30日 14:27

ラグビー

【高校ラグビー】前回準優勝の報徳学園が初戦突破、高校日本代表候補のSO菊川の状況判断光る
<報徳学園・明和県央>後半、タックルをかわして攻め込むる報徳学園・菊川(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会2回戦   報徳学園45―13明和県央  ( 2023年12月30日    花園ラグビー場 )】 前回大会準優勝の報徳学園が悲願の頂点を目指し、好スタートを切った。明和県央から7トライを奪った攻撃の司令塔となった高校日本代表候補で、19歳のSO菊川迪主将(3年)がしっかりとチームを引っ張った。
 「日本一という目標はあるけど、一戦一戦、しっかり分析と準備をして頑張っていこうと思っています」と語っていた菊川は茨城・茗渓学園中を卒業後、ニュージーランド留学を志した。ただ、コロナ禍で渡航が困難となり、計画を断念した。単独で海外へ渡ることを模索したが、取り巻く環境は一向に改善されなかった。方針を変え「昔から魅力を感じていた」という報徳学園に1年遅れで入学した。

 前回大会でも東福岡との決勝戦にスタメン出場。頂点に立つために何をすべきか。主将としてチームをまとめ、自身はディフェンスに精力的に取り組み、スケールアップして聖地に帰ってきた。西條裕朗監督(60)も「体を張って、タックルもしっかりやる」と信頼を寄せていた。

 試合は前半4分、自陣10メートルのラックからの展開で菊川からフランカー福井礼(3年)とつないで、FB太田啓嵩(3年)が抜け出し、50メートル独走で先制トライ。前半12分には敵陣22メートルライン付近のラックから菊川―太田とつなぎ、高校日本代表候補のWTB長谷川諒(3年)のトライで加点。長谷川は後半2分にもトライに成功。菊川の状況判断力も光っていた。

 ▼菊川迪主将 勝ったことは収穫ですけど、もっとあけられたのかなと。相手の強さに押される場面もあったので満足いくわけでなかった。明日修正して、メンタル面のところも回復させて、最初のビックマッチ(3回戦の東海大大阪仰星)に向けて修正したい。
 

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