【高校ラグビー】ノーシードの天理が名門の意地を発揮!シード校・関大北陽に勝利、花園通算110勝達成

2023年12月30日 11:56

ラグビー

【高校ラグビー】ノーシードの天理が名門の意地を発揮!シード校・関大北陽に勝利、花園通算110勝達成
<天理・関大北陽> 後半、トライを決め喜ぶ天理・内田旬(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会2回戦   天理27―15関大北陽 ( 2023年12月30日    花園ラグビー場 )】 初出場ながらBシードの関大北陽の前進を、堅いディフェンスで阻止した天理が、逆転勝ちで接戦を制し、3回戦に進出。歴代2位となる花園通算110勝を記録した。
 タフな試合だった。前半14分に関大北陽に先制を許す展開。それでもFW、バックスが一体となって名門・天理らしいラグビーを忘れることなかった。いかに早く相手より動き、いかに早くボールを回すか。象徴である白のジャージではなく、濃紺のセカンドジャージの試合でも天理のスタイルは変わらなかった。

 前半23分、敵陣ゴール前10メートルのラインアウトからモールで前進し、フランカー清水将太郎(2年)のトライで同点に追いつくと、前半ロスタイムではFB山崎祥永(2年)のPGでリードを奪った。

 就任1年目の王子拓也監督の「相手陣内で自分たちの強みをいかに出せるかがポイント」のプラン通りの試合展開。後半4分にもラインアウトからのモールで前進し、フランカー内田旬(2年)が飛び込み、トライ。フッカー内田凉主将(3年)の弟の旬は後半14分にも2本目のトライに成功。試合の主導権をしっかりと握り、ノーサイドの瞬間を兄弟とも笑顔で迎えていた。

 ▼フランカー内田旬 モールから両方とっているので、自分の力というより、自分たちの強みが出たと思う。(主将の兄とは)いつもラグビーも一緒にやってきているので、兄だけじゃないですけど他の先輩とかも一緒に勝つことができてうれしい。キャプテンとして頑張ろうとしているところは尊敬している。できる限りサポートしたい。特にプレー面で。

 ▼王子拓也監督 厳しいゲームになりましたけど、なんとか勝つことができて良かった。モールがこの一年やったことなので、そこがうまく勝負所でスコアすることができて良かった。
 

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