【高校ラグビー】阪神・岡田監督の母校、関大北陽が登場「天理を倒す」

2023年12月30日 06:00

ラグビー

【高校ラグビー】阪神・岡田監督の母校、関大北陽が登場「天理を倒す」
タックルダミーに飛び込む永井主将ら関大北陽フィフティーン(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 第103回全国高校ラグビー大会は30日に2回戦が行われる。大会連覇を狙う東福岡(福岡)や今春の選抜大会を制した桐蔭学園(神奈川)などシード13校が登場。初出場でBシードに選出された関大北陽(大阪第1)は、1回戦で早実(東京第1)を破った天理(奈良)と対戦する。
 初の聖地初戦を前に、自然と気持ちは高ぶった。29日は大阪府吹田市内の関大千里山キャンパス中央グラウンドで約2時間の最終調整。スクラムやラインアウトなどセットプレーの確認に時間を割いた。登録予定メンバー25人が天理戦への意気込みを語った後、タックルダミーに飛び込んで練習は終了。公式戦前日の“儀式”で結束は深まった。

 前回大会で4強入りした天理は今大会ノーシードながら優勝6度に加え、歴代2位の大会通算109勝を誇る古豪だ。今大会初戦だった27日の1回戦・早実戦は1トライに封じ、14―7で逃げ切った。互いに堅いディフェンスが持ち味の両校。ロースコアの展開が見込まれ、激戦必至だ。

 関大北陽を束ねる梶村真也監督(42)は東海大仰星(現東海大大阪仰星)の出身。1999年度の花園大会はNo・8として仰星の初優勝に貢献した。主将を務めた東海大を経てヤマハ発動機(現リーグワン静岡)で7年間プレー。卓越した技術と情熱で部の力を引き上げてきた。天理戦を前に、指揮官は「楽しみです。(自分たちは)シード校ですが、相手は強い。天理さんを全国大会で倒すことができる(機会がある)というのは楽しみでしかありません。強豪校を倒すというのがうちのスタイル。そっちの方が力を発揮できるのかなと思います」と闘志をたぎらせた。

 ファーストジャージーはともに白色とあって、セカンドジャージーで戦う。関大北陽は赤色基調で白のラインが入ったジャージーに、天理の選手は濃紺のジャージーに袖を通す。関大北陽のNo・8永井玲雅主将(3年)は「ロースコアになると思いますが、1点でも多ければ勝ちは勝ち。1点にこだわって勝ちにいきたい。花園では北陽のファーストジャージーを着て試合がしたいので、勝ちたい」と意気込んだ。

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