カージナルス・ヌートバー侍魂1号 雄叫び!弾丸ライナーの会心ペッパーミル

2023年04月18日 01:00

野球

カージナルス・ヌートバー侍魂1号 雄叫び!弾丸ライナーの会心ペッパーミル
<カージナルス・パイレーツ>6回2死二塁、右越えに同点1号2ランを放ったカージナルス・ヌートバー(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カージナルス5-4パイレーツ ( 2023年4月16日    セントルイス )】 出た!今季初ペッパーミル弾だ。カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)が16日(日本時間17日)、パイレーツ戦に「7番・中堅」で出場。6回2死二塁から同点の右越え1号2ランを放つなど延長10回、5―4での逆転サヨナラ勝ちに貢献した。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの世界一奪還に貢献。左手親指突き指での負傷者リスト(IL)入りから復帰後、初安打が貴重な一打になった。
 打球角度21度の弾丸ライナーが、右翼後方のブルペンに飛び込んだ。三塁を回ったヌートバーが、両手をこする「ペッパーミル」ポーズで雄叫び。今季初めて自身の安打でおなじみのパフォーマンスを決めた。2点を追う6回2死二塁からの同点2ラン。地元ラジオ局「KMOX」のスペイン語実況は日本語で「アリガトウゴザイマーース!」と大絶叫だ。

 ナ・リーグ中地区最下位で迎えた一戦。左手親指突き指から復帰後、2戦連続で先発出場したヌートバーが勝利のキーマンになった。6回の同点2ランで突入した10回のタイブレーク。3―4と勝ち越されたが打線が粘った。同点に追い付きなおも1死二、三塁で、ヌートバーはこの日3つめの四球となる申告敬遠。2死満塁からWBC韓国代表のエドマンが中前打し、逆転サヨナラ勝利をつかんだ。最下位脱出となる劇的勝利にヌートバーは「開幕から思うようにいっていなかったけど、この試合はターニングポイントになるかもしれない」と逆襲への思いを強くした。

 3月30日のブルージェイズとの開幕戦での走塁の際に左手親指を突き指。IL入りしベンチから苦しむチームを見つめていた。15日の復帰戦はこの日と同じ7番での出場で、三振と3四球。この日も貴重な一発に加えて3四球と2日で6四球を選び今季出塁率は.667となった。侍ジャパンでも不動の1番として活躍し愛称「たっちゃん」も定着。カ軍でも定位置の上位打線復帰も見えてきた。

 オリバー・マーモル監督の通算100勝目でもあった。ヌートバーは「必要なことは一つ。リズムをつかむこと。次のカードへ、この勢いをつなげることができればいい」とチームを鼓舞するように言った。昨年地区優勝を飾ったカ軍。ヌートバーとともに上昇気流に乗る。

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