試合終盤は「足」で勝ちに行くべき 対リリーフ投手の盗塁成功率は今季88%、三盗成功率は96%

2023年04月18日 09:14

野球

試合終盤は「足」で勝ちに行くべき 対リリーフ投手の盗塁成功率は今季88%、三盗成功率は96%
盗塁するダイヤモンドバックスのマッカーシー(AP) Photo By AP
 スポーツイラストレイテッド誌のトム・ベデューチ記者が、盗塁の成功率が昨季の75%から今季は83%に上がっており、チームはもっと走るべきだし、走れる選手をベンチに増やすべきだと提案している。
 とりわけ試合終盤。リリーフ投手の被打率は・237で、先発投手の・257に比べると連打は望めない。一方でリリーフ投手は先発投手に比べて、ランニングゲームに対応するのが苦手で、先発投手が79%の盗塁を許しているのに対し、リリーフ投手は88%と、9割近い成功率になっている。これにつけこむべきである。

 しかも三盗は50回で48回の成功と96%の成功率。去年の76%より著しく上昇した。昨季はピッチコムで投手、捕手、遊撃手がコミュニケーションを取れるようになり二塁へのけん制が凄く多かったが、今季はけん制球の回数制限に加え、ピッチクロックの時間制限があるから同じことはできない。ちなみに盗塁は初球から狙った場合、成功率は93%、2ストライクまで待つと79・5%に下がるそうだ。投手は2度しかけん制できないのに、打者に投げる前に1度目を使ってしまいたくない、走者はその心理につけこんでいるのではとベルデュ―チ記者は指摘する。

 盗塁を防ぐのが苦手なチームはドジャースで、26回走られ23回の成功を許した。パドレスも24回で23回、メッツは20回で19回となっている。足の速い選手で固めたダイヤモンドバックスは19回走って18回の成功、うち17盗塁は同地区のライバル、ドジャース、パドレス相手だった。ダイヤモンドバックスは昨季この2チームに10勝28敗とやられたが、今季はここまで6勝4敗と勝ち越している。

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