中日・涌井 またまた移籍後初勝利お預け 初回に“不運”失点にも負けず5回2失点好投も

2023年04月18日 20:18

野球

中日・涌井 またまた移籍後初勝利お預け 初回に“不運”失点にも負けず5回2失点好投も
<ヤ・中>初回、村上に先制適時二塁打を浴びる中日先発・涌井(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日ーヤクルト ( 2023年4月18日    松山 )】 中日の涌井秀章投手(36)が18日、松山で行われたヤクルト戦に先発登板し、5回2失点も移籍後初勝利とはならなかった。
 楽天からトレード移籍し、今季は2試合に登板して0勝2敗も防御率2・77。好投しながらも勝ち星に恵まれていなかった。移籍後初勝利へ3度目の正直となった松山のマウンド。だが、またしても勝利の女神に見放された。

 初回1死から宮本が放った左翼への打球をアキーノがまさかの落球。1死二塁となり、続くサンタナの右飛で2死三塁。主砲・村上に対して1ボール2ストライクと追い込み、最後は外角の真っすぐを選択。だが、完璧に捉えられた打球は左翼後方へ。アキーノが背走し追いついたが、グラブに打球を当てながらも捕球できず、結果は二塁打となり先制を許した。

 “不運”な形から先制を許した涌井は2、3回を3者凡退。4回には2本の単打と四球で無死満塁とすると、二ゴロの間に失点。それでも最少失点の1点だけにとどめた。5回は2つの三振を奪う3者凡退で打線の援護を待った。

 何とか援護したい打線だったが、4回まで毎回得点圏に走者を置きながら後一本が出なかった。特に4回には1死満塁の大チャンスも、涌井が遊飛、大島が遊ゴロに倒れた。さらに6回には1死一、二塁の好機からも得点を奪えなかった。

 涌井は6回の打席で代打を送られた。5回81球を投げて、3安打5奪三振2失点(自責1)の好投も、移籍後初勝利はお預けとなった。

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