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大谷翔平 4試合連続安打 技あり一打で先制点の起点に

2023年07月31日 01:48

野球

大谷翔平 4試合連続安打 技あり一打で先制点の起点に
<ブルージェイズ・エンゼルス>試合前に笑顔で話すモニアク(右)と大谷(撮影・沢田 明徳)  Photo By スポニチ
 【ア・リーグ   エンゼルスーブルージェイズ ( 2023年7月30日    トロント )】 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が30日(日本時間31日)、敵地・トロントでのブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。3回の第2打席で4試合連続安打を放った。
 逆らわずにバットを出した。0-0の3回、先頭打者として打席に入ると、ブルージェイズ先発・べリオスの外角チェンジアップを確実にとらえた。打球は低いライナーで左翼前へ。全力で一塁へと走り、二塁をうかがう素振りも見せる。打撃力とスキを逃さない姿勢で打線をけん引した。

 安打と死球で三塁へと進むと1死満塁から6番・レンフローが中堅へと高く飛球を打ち上げた。三走・大谷は滑り込むことなく、本塁を駆け抜け、先制のホームを踏んだ。

 前日29日(同30日)の同戦では徹底的に勝負を避けられる形となった。0-0の5回1死二塁からの第3打席、さらに1-2の6回1死一、三塁からの第4打席はいずれも申告敬遠。今季初の1試合2敬遠で、投手と勝負をすることなく一塁へと歩かされた。敵地にもかかわらず、ブーイングも沸き起こる異様な光景。大谷は複雑な思いを押し殺し、表情一つ変えずに淡々と一塁へと歩いた。

 27、28日の試合はいずれも体の「けいれん」のため、途中交代。状態が心配されたが、29日はフル出場し、2打数1安打、3四死球を含む4出塁で打線をけん引した。体調が万全でない中でも、悲願のプレーオフ進出に向けて奮闘する大谷。強い思いをスイングに込めた。

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