楽天・村林 鼻血でも「うれしかった」 プロ8年目初のサヨナラ打で延長戦に終止符

2023年07月31日 05:23

野球

楽天・村林 鼻血でも「うれしかった」 プロ8年目初のサヨナラ打で延長戦に終止符
<楽・西17>サヨナラ勝ちでガッツポーズの村林(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   楽天5―4西武 ( 2023年7月30日    楽天モバイル )】 大興奮で鼻血ブーだ。歓喜のウオーターシャワーを浴びた楽天・村林が、勝利投手となった酒居と抱擁。激突した衝撃で出た鼻血に「痛いです」と言いながらも、顔は笑ったままだった。
 4―4の延長10回無死二、三塁。水上の130キロスライダーを強振すると、打球は左翼の頭上を越えた。プロ8年目で初めてのサヨナラ打。「いつもベンチでどちらかというとかける方だったのでうれしかった」と祝福の儀式でびしょ濡れになった。2日のロッテ戦から1番に定着。当時最下位だったチームは、8連勝を含む7月15勝7敗で4位まで浮上した。村林も6試合連続安打、4試合連続打点と好調を維持。試合を決めたリードオフマンを石井監督も「あの場面で一発で決めるとは。よく最後にしっかりコンタクトしてくれた」と称えた。

 昨年までの7年間は通算打率・134の「守備の人」。「チームが勝つように。使ってもらっている以上は何番であろうが、自分の仕事をして結果を求めてやりたい」としぶとく貢献する。 (伊藤 幸男)

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