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阪神・伊藤将、首位攻防戦で2季ぶりコイ料理 昨季4戦で防御率8.66の天敵に好投2失点で5勝目

2023年07月31日 05:15

野球

阪神・伊藤将、首位攻防戦で2季ぶりコイ料理 昨季4戦で防御率8.66の天敵に好投2失点で5勝目
<神・広>森下(右後方)とともに場内一周する伊藤将(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神4-2広島 ( 2023年7月30日    甲子園 )】 大事な首位攻防戦で、阪神・伊藤将が念願の“鯉料理”を成し遂げた。昨季は広島戦に4試合で0勝1敗、防御率8・66の大苦戦。今季初対決で新人だった21年10月24日以来、2季ぶりの白星をつかみ、胸をなで下ろした。
 「(チームとしても)大きかったんじゃないかな、と。去年は勝ててなかった。(今季)初めてのカープ戦で、いいスタートを切れたんじゃないかと思います」

 直球、変化球ともに球威十分。序盤から四隅を丁寧に攻め、2回2死の中村奨から3回の小園まで4者連続奪三振。5回まで二塁すら踏ませずに試合をつくった。

 「しっかりインサイドに直球を投げ込めたことが大きかった。ツーシームだったり、チェンジアップ、カーブも使えたんで良かった」

 3点優勢の8回に3連打で1点を返され、なおも1死二、三塁で降板。今季は救援陣の失点で勝利投手の権利が3度消滅した経験を持ち、好救援の加治屋と島本にこうべを垂れた。

 「ピンチをつくった場面でいかせてしまった。本当にリリーフの投手に助けられた」

 ウル虎の夏ユニホームは先行披露した今季初登板でもあった4月27日巨人戦で完封勝利を挙げ、「力を出せました。ユニホームのおかげです」と笑った。甲子園では3試合ぶりの白星で、約1カ月遅れの開幕からついに規定投球回にも到達。3年目にして初のシーズン規定投球回と2桁勝利を今季の2大目標に掲げるだけに「夏場はチーム全体的に多分疲れてくると思う。そこを何とか粘って貢献できたら」と勝負の夏を見据えた。(阪井 日向)

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