ポランコ25号先制弾も種市が初回4失点で逆転負け 吉井監督「もったいなかった」

2023年09月21日 22:37

野球

ポランコ25号先制弾も種市が初回4失点で逆転負け 吉井監督「もったいなかった」
初回、近藤に3ランを浴びる種市(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ2―4ソフトバンク ( 2023年9月21日    ペイペイD )】 ロッテは初回2死からポランコの右越え25号ソロで先制したが、その裏、先発の種市が近藤に特大3ランを浴びるなど、打者4人で4失点。その後は5連続三振を奪うなど立ち直り、打線も3回2死から荻野、藤岡の連続二塁打で追い上げたが、その後は走者を出しながら得点を奪えず、逆転負けで3連敗。CSを争う3位ソフトバンクとの直接対決に敗れ、1ゲーム差に迫られた。 【試合結果
 種市は5回7安打4失点、6奪三振で今季152奪三振としてオリックス・山本を抜いて再びリーグトップに立ったが、6敗目を喫した。

 吉井監督との一問一答は以下の通り

 ――種市は初回4失点も、その後は立ち直ったが。

 「種市については、初回は種市のピッチングではなかったですね。いつも言ってるように、状況に勝手に色をつけて違うことをしだすのは本当にいけないことなんですけども、今日の種市は典型的なそういうピッチングだったです。失点しないでおこうと思って、ちょっと配球もそうですし、球も立ち上がりあまり良くなかったですね。2回から立ち直っただけに、ちょっともったいなかったです」

 ――本人は変化球が高めに浮いてしまったと話していた。

 「いや、そうではなくて、強い真っすぐでファール取って、変化球で三振取りに行くっていうのが彼のピッチングなんですけども、先頭バッターなんか、インコースをガンガン突いて、見逃し三振取りに行くような、そんなピッチングで結局、打たれましたし、近藤にも、あれは多分、ファールを取りに行こうと思った変化球だと思うんですけども、ああいうピッチはしないんでね。普通は。立ち上がり、やっぱり強い球でファール取って、低めの変化球っていうのが種市なので、それとは全然違う、スライダーでファール取りに行こうと思ったのをがっつりいかれた」

 ――どういう状況が種市の初回の投球をそうさせたのか。

 「これ負けられない試合じゃないですか。ここ数試合の自分の味方打線のことを考えると、やっぱり失点はできないっていう気持ちが強くて、いつも通りのピッチングができなかったんじゃないかな。これは、彼に聞いてないんで分からないですけど、これしかないかな、理由は」

 ――打線ではポランコが先制本塁打を打った。

 「あのホームランはね。種市はあの1点守ろうと思ったのかな。1―0で勝てるわけないのに。結構、ピッチャーでそういうこと、僕も経験あるけども、1点守ったろうと思って失敗することが結構あるんでね。失点を恐れると逆に大量失点になることがあるんで。種市の話に戻っちゃいましたけど、そこがこれから彼がこのチームの柱になるには越えていかなきゃいけないところだと思います」

――なかなか得点が入らない中でポランコを3番に上げたが、やはり課題は。

 「打てそうな人を上位に上げて、そこでは点が入ったんですけども、その後がちょっとプチっと途切れちゃったんで、早く調子を取り戻してほしいなと思ってます」

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