巨人・大城卓三「入れ入れと」 今季2発目の満塁弾に「奇跡っすね。奇跡に近いです、はい」

2023年09月21日 22:49

野球

巨人・大城卓三「入れ入れと」 今季2発目の満塁弾に「奇跡っすね。奇跡に近いです、はい」
6回2死、大城卓は右越えに満塁本塁打を放つ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人5―3阪神 ( 2023年9月21日    甲子園 )】 巨人の大城卓三捕手(30)が今季最後の伝統の一戦となった敵地・甲子園での阪神戦で値千金の代打満塁アーチを放った。
 赤星、青柳の投げ合いで0―0のまま試合が進行し、迎えた6回だった。まずは丸が先制適時打を放ち、なおも2死満塁。ここで原辰徳監督(65)が岸田の代打に大城卓を起用した。そして青柳が投じた初球、真ん中付近へ入ったカットボールを捉えると、打球は右翼ポール際へと飛び込んだ。

 大城卓は5月20日の中日戦(東京D)で5回に相手先発左腕・小笠原からプロ6年目で初となる満塁アーチを放っており、これが今季2本目。代打での満塁弾は自身初となった。

 なお、巨人捕手が同一シーズンに2本の満塁弾を放つのは2019年の炭谷銀仁朗(現楽天)以来4年ぶり。巨人捕手の代打満塁弾は1967年の槌田誠以来56年ぶりとなった。

 試合後、大城卓との一問一答は以下の通り。

 ――代打。意識は。

 「もう、積極的に…に尽きますね、はい。チャンスだったんで、積極的にいこうと思ってました」

 ――打った感触。

 「まあ、ちょっと詰まった感じだったんですけど、ま、角度がいい感じだったんで。はい。入れ入れと思って走ってました」

 ――阪神戦やられていた。

 「そうですね。阪神戦だけでなく、ここからはもう落とせない試合が続くと思うので、まあ、勝てて良かったです」

 ――途中から出る試合で意識してるところ。

 「そうですね、まあ、代打でいくことが多いですけど。はい。まあ、やっぱ、さっきも言ったように積極的にっていうのは忘れずに。そこはやってますね」

 ――スタメンの時と意識は変えず。

 「まあ、そうですけど、ま、スタメンだったら3、4打席あるんですけど、やっぱ代打は1打席なんで。ま、そこの違いはあるんですけど、より一層、積極的にってのを心がけました」

 ――カットボール。初球を積極的に狙っていった。

 「そうですね。ゾーン内に来たら打ってやろうぐらいの感じで」

 ――切れなかった。

 「自分もなんで切れなかったか不思議なんですけど。まあ切れなくて良かったですね」

 ――ベンチで見る時の違い。

 「まあ、全部が生きてますね、そこは」

 ――青柳とは相性がいい。

 「いや。今年、この間の試合は打ったっすけど、今日は打ったっすけど、ま、そんなに、なんか、めっちゃ打ってるイメージはないので。得意とか、でもそういうのもないですし。ま、この先週と今日はまあ、良かったんで。そんな感じです。得意とか、あんまないです、はい」

 ――今季は満塁弾2本目。

 「奇跡っすね(笑い)。奇跡に近いです、はい。でも、はい。いい追加点になって良かったっすね」

 ――残り8試合。

 「ま、変わらずに一戦必勝だと思うんで、はい。一日一日頑張っていきたいと思います」

 【巨人選手が今季放った満塁アーチ】
(1)5月20日 中日戦(東京D) 大城卓が小笠原から
(2)6月8日 オリックス戦(京セラD) 丸が本田から
(3)7月5日 中日戦(バンテリンD) 岡本和が高橋宏から
(4)8月13日 DeNA戦(東京D) ブリンソンが石田から
(5)9月21日 阪神戦(甲子園) 大城卓が青柳から

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