“じゃない方”とは言わせない ヤクルトドラ1西舘から感じたメンタルの強さ

2023年11月01日 08:00

野球

“じゃない方”とは言わせない ヤクルトドラ1西舘から感じたメンタルの強さ
指名あいさつで、高津監督のサイン入りのドラフト会議IDを持つ専大・西舘(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 プロ野球で活躍するには不可欠である、メンタルの強さを感じた。10月26日に行われたドラフト会議。ヤクルトから1位指名されたのは専大・西舘昂汰。同じ姓で、巨人にドラフト1位指名された中大・西舘勇陽へのライバル心をはっきりと口にした。
 「ネット(の記事)では(中大の)西舘投手の方が掲載されている。“じゃない方の西舘”と言われることがけっこう多い。凄い悔しい」

 最速152キロで4年秋のリーグ戦で9試合中4完投を記録したタフさが武器の右腕。今年は中大・西舘以外にも、国学院大・武内(西武)や青学大・常広(広島)ら自身含め東都から7投手が1位指名された。東都のライバルたちにも対抗心を隠さない。

 「体が丈夫なので長いイニング投げられますし、真っすぐの力もありますし、ポテンシャルも高いと思う。ここからプロで伸びていくのは僕だろうなと自分で思っています」。他の6投手は1部で自身だけが2部。「1部と2部で実力差があったけれど、ここからが勝負」と負けん気の強さをにじませた。

 高い潜在能力を持っていても、大観衆の視線が集まる1軍の舞台の緊張感を力に変え、ビジター球場などでは逆境を跳ね返す強さがないと活躍はできない。

 指名された直後の会見では「背番号は18がいいです」と現在同学年の奥川がつけているエースナンバーを希望したルーキー。アピールポイントに挙げる投げっぷりのよさを早く見てみたい。(記者コラム・青森 正宣)

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