オリ中嶋監督「本当はね、ためたくなかったんですけど」 苦肉の満塁策でサヨナラ負け

2023年11月01日 22:40

野球

オリ中嶋監督「本当はね、ためたくなかったんですけど」 苦肉の満塁策でサヨナラ負け
<神・オ>サヨナラ負けを喫した中嶋監督(左上)(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第4戦   オリックス3―4阪神 ( 2023年11月1日    甲子園 )】 3年連続でパ・リーグを制したオリックスは敵地・甲子園で行われた阪神との「SMBC日本シリーズ2023」第4戦でサヨナラ負けを喫し、2勝2敗のタイに持ち込まれた。
 阪神に先手を取られるも2回、7回と2度追いつき、3―3で迎えた9回だった。この回から登板した6番手右腕・ワゲスパックが1死から近本を四球で塁に出すと、打者・中野の場面で3球目と6球目に2暴投。近本が二進、三進して1死三塁となると、中嶋聡監督(54)はフルカウントだった中野を申告敬遠した。さらに森下も申告敬遠して塁を埋め、1死満塁でここまで4打数無安打の4番・大山と勝負に出た。

 ワゲスパックはいきなり3ボール。何とかフルカウントまで持ち込んだが、7球目の内角高め148キロ直球を左前に運ばれてサヨナラ負けとなった。

 中嶋監督との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――それぞれが出し尽くしての最後。

 「まあ、ミスはね、ありますし。フォアボールももちろんあるんですけど。これだけ絡んで、よく本当にこの点差で済んだなっていう感じの内容だったんでね、大いに反省しなきゃいけない部分もいっぱいあると思うんですけど」

 ――誰がどうとかはない。

 「そうです。もう自分らが一番分かってるんで、それを取り返そうとする期間が短いんで、それを本当に明日、なんとかやっていきたいと思いますけど」

 ――攻撃は粘り強い。

 「ですね。まあ、でも一回も追い越せなかったのがあれなのかなと思いますし、まあ、どこも本当にいい抑えられ方してますし、これがこういう戦いなのかなって思いますし、はい」

 ――山崎福は踏ん張りながらも。

 「んー。一番ね。(抜いた?)プレーじゃないと思うんですけどね。あの送球だけはちょっと良くはないですよね」

 ――監督は最後に勝負を懸けた。ワゲスパックの粘りは。

 「んーまあ、本当はね、ためたくなかったんですけど、ボールを扱えてないといいますか。ストライクゾーン入らないっていうのが不安材料に出ちゃったのかなと思うし。まあでも、球自体はいいです。球自体は」

 ――リリーフはやりくりしながら。

 「そうですね、まあ、やっていくしかないので」

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