準備していた「湯浅の1球」…阪神・湯浅が甲子園に帰ってきた「日本Sで力になれればと…」

2023年11月01日 22:57

野球

準備していた「湯浅の1球」…阪神・湯浅が甲子園に帰ってきた「日本Sで力になれればと…」
日本シリーズ<神・オ(4)>サヨナラ勝利にベンチを飛び出す湯浅(中央)(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第4戦   阪神4―3オリックス ( 2023年11月1日    甲子園 )】 阪神・湯浅京己投手(24)は「歓声も凄くて。でも自分の投球が出来た」と心地よさそうに汗を拭った。
 3―3の8回2死一、三塁のピンチ。

 流れはオリックスが握っていた。それを断ち切るような甲子園の4万人大歓声で迎えられ、6月15日以来の1軍マウンドに上がった湯浅は、わずか1球で中川圭を二飛に仕留めた。

 「みんなで繋いであそこゼロで抑えたら流れくると思っていた。絶対抑えようと、自分のすべての力を出しました」

 右前腕筋挫傷、左脇腹筋挫傷など苦しみを乗り越え、日本シリーズの大舞台で戻って来た。

 「甲子園でしか感じられない。ファンの力を借りて投げられた。シーズンは力になれなかった。日本シリーズで力になれればと準備していた」

 日本シリーズの流れを変えた「湯浅の1球」。最高の笑顔が帰ってきた。

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