日本ハム・加藤貴が残留 異例の長期契約!4年総額12億円 「球団が必要としてくれた」

2023年11月12日 06:00

野球

日本ハム・加藤貴が残留 異例の長期契約!4年総額12億円 「球団が必要としてくれた」
チーム残留を発表する加藤貴(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 日本ハム・加藤貴が、今季取得した国内FA権を行使せず残留することを表明した。球団のFA取得者では異例の4年の複数年で総額12億円(金額は推定)の大型契約。エスコンフィールドで会見した左腕は「球団が必要としてくれた。そこが一番、自分の中でうれしかった」と、決断の理由を口にした。
 社会人の日本製鉄かずさマジックから、15年ドラフト2位で入団。8年目でFA権を取得し「一度きりの野球人生、他球団の評価も聞いてみたい気持ちもあった」と話していた。権利行使なら複数球団が獲得へ動くことが確実だったが、球団の破格の条件に熱意を感じ、4度の交渉の末に残留を決断した。球団は過去、18年オフの中田翔(現巨人)と3年、19年オフはFA取得2年前の近藤(現ソフトバンク)と3年契約を結んだ例があるが、公になったものでは4年は異例の長期契約となる。

 記念すべき新球場元年の開幕投手を託された今季は、24試合に登板し7勝9敗、防御率2.87。チーム2位の163回1/3を投げ、年間通じてフル稼働した。それでも「いい状態が続かなかったというのが本音。もっとやれた」と振り返った。

 今オフは上沢がポスティングシステムを利用してメジャー移籍する可能性もあり「残る以上はチームの先頭に立って頑張っていきたい」。2年連続最下位からの巻き返しは、球団愛を貫いた加藤貴の左腕にかかっている。(清藤 駿太)

 ≪紅白戦に1万6700人来場≫エスコンフィールドで3イニング制の紅白戦を行い、秋季キャンプでは異例の1万6700人が来場。球団公式チアリーダーのファイターズガールも参加し、際どいプレーではリプレー検証も実施した。試合は0―0の引き分けも、3回から赤組の2番手で登板した吉田が、本拠地では初登板で1回を3者凡退。「久しぶりの実戦で体が動き過ぎてコントロールがバラバラだったけど(今オフに取り組む)シュートを試せたのは良かった」と振り返った。

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