井端監督ビックリ「初めて見た」“ケージ天井弾” 阪神・佐藤輝はケロリ「良かったんじゃないですか?」

2023年11月12日 05:15

野球

井端監督ビックリ「初めて見た」“ケージ天井弾” 阪神・佐藤輝はケロリ「良かったんじゃないですか?」
<侍ジャパン宮崎合宿>打撃練習する佐藤輝(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(16~19日、東京ドーム)に出場する侍ジャパンは合宿中の宮崎県内で全体練習を行い、阪神・佐藤輝明内野手(24)が存在感を示した。屋外フリー打撃で26スイング目に放った打球は一度打撃ケージの上部に接触したが、そのまま右翼ポール際に着弾。持ち前のパワーをさく裂させ、井端弘和監督(48)を驚愕(きょうがく)させた。きょう12日は合宿中最後の実戦となる広島との練習試合に臨む。
 佐藤輝のパワーがさく裂した。チーム合流2日目、初の屋外フリー打撃では快音を連発。26スイング目だった。フルスイングした打球は一度打撃ケージの上部に接触。球足は失速しながらも再び舞い上がった打球は両翼100メートルの右翼ポール際に着弾した。その“驚弾”に最も目を丸くしたのが井端監督だ。

 「凄いですよね。バッティングケージに(打球が)触れても、そのままスタンド入っていった。あんなの初めて見ました…」

 外野にも届かない打球になることが普通の打球が、そのままスタンドインだ。打撃ケージ裏から佐藤輝の打撃を見届けた指揮官も、驚愕(きょうがく)。この日は29スイング中、柵越えは豪快弾を含めて6本放つも「良かったんじゃないですか?」と、人ごとのように言い放った。すでに昨季の時点で新人から史上初となる左打者での2年連続20本塁打以上を達成し、今季のレギュラーシーズンでは24本塁打で自身の記録をさらに更新した。

 それでも悔しさはあった。チームが38年ぶりの日本一に輝いた日本シリーズで、打率・148(27打数4安打)0本塁打、1打点と低迷。「もう結果残すしかないんじゃないですか」。この日は「結果」という言葉を繰り返し、日の丸のユニホームを着て活躍することだけに気を向けた。

 12日の広島戦では中軸として出場予定。今大会では主将の牧、坂倉と並び野手最年長の佐藤輝は「自分はしゃべってどうするかというタイプではないので、プレーで見せられたら」と宣言した。バットで結果を示し、背中で引っ張る覚悟だ。(石崎 祥平)

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